今回は「4重とびのこと」。
ここのところ、4重とびに挑戦しています。
ワイヤーロープではだいぶ前にできましたが、やっぱり普段使っている縄で跳びたくて練習しています。
回す速さ、跳ぶ高さ、どちらももうすこしできれば……というところでずっと停滞していて、今のところ、いわゆる「縄を踏む」こともできないままです。
本当は回し方のコツとか書ければいいのですが、そこはできていないので、最近書いたことを含めて気になったことを3つ書いておきます。
1.「空中で4回手を叩く」でわかるのか?
359 跳び上がりながら手を叩く で、2重とびを跳ぼうしている子どもに「空中で2回手を叩く」やりかたを教えた話を書きました。
回数が違うだけで、挑戦者なのは自分も同じ。
やってみると、着地までに間に合っているのか微妙でわかりづらいです。4回目のクラップ(手を叩くこと)と着地の音がほぼ同時……。
「グリップを体に4回当てる」とか「実際の音を聞いて口に出しながらジャンプだけ」とかやってみましたが、やっぱり最後はあいまい。
裏を返せば、「はっきりわからないなら余裕ではない」ということでしょう。
2.跳び始めをどこまでねばれるか?
これも359でふれた話です。
跳び始め、つまり足が地面から離れる瞬間と、1回旋目の縄が足の下を通過する瞬間をどれだけ短く縮めるか、というのは、コンマ何秒の価値が大きい多回旋で重要な要素だと思います。
跳び始めが早すぎれば、1回旋目の縄が回ってくるまでの滞空時間がもったいない(強く言えばムダ)ですし、跳び始めが遅ければそこで縄が当たっておしまい。
力が入って、跳び始めの感覚がいつもと違うこともあるでしょう。
そしてこれもまた、ぎりぎりまでねばってなんとか跳べる時点で、余裕ではないということでもあります。それでも跳びたいのが人情ですが……。
3.回し終わりの高さは?
一言でいうと、地面を打つか、打たないか。
縄の最後は、当然低いほうがすこしでも足の下を通しやすくなります。ただ、それをやると、地面に当たって縄が跳ねてしまう、「縄ハネ」と呼ばれるリスクがあります。跳ね上がれば、せっかく低くしようとした回し終わりも効果なしです。
地面に当たらないようにすると、すこしだけ縄を浮かせることになります。これを失敗すると、そもそも足の下を通らなくなります。最後の最後で足首くらいに当たって終わりです。
練習している公園の広場は、ダストに近い青砂なので、地面に当たった縄のあとがそこそこわかります。縄のあとが激しいなあと思って、縄ハネの可能性に気づいたのですが、「最後は足の下を抜く」のも技術の1つかなあと思いました。
1~3で考えたことは、どれも余裕があれば気にならないことです。
その余裕に届いていないことが今の自分の限界だと言えます。年齢的にも、ケガする可能性がある「ムリしてでも1回」をめざすのは危険……。
いろいろ試しながら、うまくいけば近づいて、あるときふと届いてしまった、くらいの練習を続けようと思います。