とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

379 百科の切れ端

■ 細かい説明を書き連(つら)ねていきたい

今回は「ブログのこと」。

まずは紹介から。

前回、手首の話を書いたあとだったので、なるほどなあと思いました。

子どもとなわとびすることはありますが、「前とびもまだの子」に教える機会はほぼありません。手首の話も、安易に教えるとまずいと以前から聞いていたので、実は子どもに手首のアドバイスをしたことがないんですよね……。


結局、今年もずっと、見えない正解を求めて悩んでました。

「わかる」にも人それぞれ違いがあって、

・見てわかるから跳べる人
・音でタイミングがわかれば跳べる人
・フォーム・動きの理由がわかれば跳べる人

などなど、タイプがわかれます。さらに、単純にそのどれかではなく、複数のタイプが重なるとわかるとか、間違った理解を取り除くとわかるとか、パターンは複雑化していきます。

自分なんかは、細かい理屈がはっきりしないと実際の動きに落とし込めないタイプかなと思っています。どこかに理解できない空白があって、そこが埋まらないと上達できない、しかもそれがたくさん、という……。

それで、最初浮かんだタイトルは「なわとび大百科」でした。

要するに、いろんな人がいて、人それぞれ必要とするアドバイスが違うなら、全部まとめた本は、それはもう膨大な厚さの百科事典になるだろうな、というイメージ。


基本的な教えはあるのだと思います。

ネットでもいっぱい載ってます。動画もあります。でも、細かいものだとだいぶ数が減ります。これも自分のタイプに寄せた話ですが、細かく説明されないと届かない人っているんですよ。

なんとなくの理解じゃわからない。

たとえば上でふっくんが書いている「大きく回す」も、しばらく考えて「縄が大きく回ると勢いがつきやすい」からなのかなと思いましたが、たぶん僕だと、そこが理解できていないと言葉だけを真に受けて、縄まで意識が行かないと思います……。

これも「なんとなく」の度合いが人それぞれなので、どこまで細かく説明すればいいかに一律の答えはありません。おそらく、直接教えてもらうのが一番でしょう。少なくとも、「他人が見てわかる」ところだけは見つけてもらえます。

それでも、本人が感覚的に落とし込めていない部分や、違う言葉じゃないと理解できない場合は出てきます。そうなるともう、本人が探し続けるしかありません。


そんなときに目にとまることをたくさん書いてみたかった。

今年も書き続けた理由の1つはそこです。なわとびの文章自体が少ないので……。

残念ながら、なわとびが得意とは言えない自分に、自信を持って差し出せる解説は書けないままです。解説ではなく悩んだ記録に近いブログですね。正直もう、刺さる人にだけ刺さればいい、くらいでこの何年か書いてます。

ただ、使える解説として受け取ってしまう人がいるとまずいので、ふっくんの説明を参考にして、前回のイラストについては微調整してみました。さすがに「手首だけ」は極端に見えてきたので……。

ふっくんの一文をずいぶん借りてしまいましたが、この1年でブログを通じて感じた話あれこれでした。

イラスト:百科事典が3冊。1冊は開いて置かれ、奥に2冊が立っている。開かれたページには、用語の解説や、縄の軌道や握りかたの図示が・・・。

『なわとび大百科』