とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

384 足は地面に残りたい

今回は「ジャンプのこと」。

「地に足をつけていたいんだよ、人は。そこは仕方ないんだ」
「でも、それでも跳びたいんだ」
「あのね、人は鳥じゃないんだから」

続きは最後に書きます。


ジャンプできなくなってきたなと思います。

年齢的な力の低下もありますが、もともと跳ぶのがうまくないのも原因だと思ってます。どういうジャンプなら上手なのか、というより、これをやってるから上手じゃないと感じていることがあって、「足の裏の角度が悪い」とでも言えばいいのか――。

足の裏全体でジャンプを踏み切っている感じでしょうか。

足の裏が地面についているということは、かかとも地面についているということ。

これで何が起こるかというと、おしりを突き出したまま体が上がります。足の裏を地面につけて、ジャンプのために膝を沈み込ませると、おしりが後ろに下がるからですね。

これじゃ跳べません。


跳ぶどころか、もう1つ問題が起こります。跳ぶと、後ろに下がるのです。

おしりが突き出て重心が後方にあるせいでしょうか。後ろにのけぞってしまいます。真上にジャンプできているなら、もうすこし、ぐらつきとかのけぞりを防げるでしょう。でも、なわとびでは縄を回しているぶん、体のバランスに使える意識が少なくなるのです。

このへん、前回の体を支える話からもつながっていて、たとえば、「手-体-足」とお互いに力を支え合っているバランスを考えると、どれかの支えがゆるめば、そりゃ後ろにものけぞるよね、という話です。

一度のけぞると、次の技は後ろに傾いた姿勢からスタート。修正をかけないと、ますます後ろに下がりやすくなるという悪循環……。

たとえば、4重とびの挑戦のために、3重とびを4テンポずつ繰り返す練習をしていると、勢いに負けて着地が後ろにずれることが多いです。


上に跳ぼうと思ったら、これは欠点になりますね。

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女の子で描いたのは、後ろ髪を引かれるイメージから……。

上へ跳ぶ動きに、後ろへもう1つ別の力(重み)が働いています。

考えてみると、自分がサイドスイングで体を残しがちになるときも似た状況です。足は、サイドスイングや跳ぶ前の体を支えているように見えて、後ろ半身に重みが寄っています。そのまま跳べば、後ろへの余計な力が働いて体も上がりづらい。

自分の欠点を再発見してしまいました……。回し方を考えるようになってから、跳ぶほうがおろそかになっていたのかもしれません。


「地に足をつけていたいんだよ、人は。そこは仕方ないんだ」
「でも、それでも跳びたいんだ」
「あのね、人は鳥じゃないんだから」
「だからその動きができれば、すごいんじゃないか!」

ドラえもんのび太くんっぽく。始まりはいつも、のび太くんの夢です。