今回は「ダウン系多回旋のこと」。
後ろSCLOや後ろSASOを、すこしきれいに跳べました。
今まで、ムリして体をかがめたり、腕を押し込んだりして、なんとか跳んでいましたが、縄も走るし、着地にも気を配れる跳び方が(いつも、とは言えませんが)できました。
422 ASとCLはひじを入れる でフォームには行きついたように思えましたが、そこからあと、2段階くらい変わったと思います。
最初は、422 のように大きく腕を入れました。
中途半端に腕を入れようとすると腕が入りきらず、上げた脚に接触します。それで、しっかり体をかがめて、ひじまで入るくらい腕を入れることで、多回旋の中でCLやASのフォームを作れました。
ただ、これだと、ほぼ腕だけで縄を回すことになります。
擬音で言うと、ぐわっ、でしょうか。動きが大きく、体にも負担がかかります。体に負担がかかっているということは、その負担を抑えきれなかったときにバランスが崩れやすく、バランスを失えば大きな回し方も崩れる=縄の軌道がゆがむ、という負の終着点につながります。
そこで、腕を入れることと縄を回すことを分離してみました。
次の段階です。腕ごと回すのは、体のバランスしだいになりますし、フォームに気をつかうと、縄を回すほうに気を配れないという弱点が生まれます。逆に、回旋に気をつかってフォームが崩れればケガする可能性もあります。
じゃあ、まずはフォームを作ってはどうか?
それも素早く。悠長にフォームを作っても、縄を回せなければ意味がありません。素早くフォーム(CLやAS)を作り、その勢いを借りながら縄を回す。
[フォーム+腕=回旋]だったのを、[フォーム→腕→回旋]にしたわけです。
体のバランスが必要なのは変わりませんが、大振りの「ブレたときに修正が難しい」問題は解消されるような気がしました。
ただ、それでも問題は残ります。フォームのあと、縄を回す段階で、縄をとらえられないときがあったからです。
結局、「フォームを作りながら縄をとらえ続けている」必要がありました。
回し方の問題が立ちはだかるのです。次に書くのは、たまたまうまくいっただけの回し方ですが、小指側の握りを強くして、人差指側の握りを弱めたら、素早くフォームを作りながらでも、縄をとらえられました。
おそらく、人差指側の握りが弱いために、フォームを作る勢いで勝手に縄が広がって、遠心力がつき続けたんじゃないかと思います。ねらった縄さばきではないので邪道っぽいですが、フォームも縄の動きも、おそらくこれまでで最善でした。
「こんなふうにねらって回せるといいな」という目安にはなりました。
仮に、1が 1.0秒かかるとしたら、2はフォームが素早くなって 0.8秒、3は縄を回すのもほぼ一体化して 0.7秒 …… と技全体が速くなり、余裕も生まれそうな気がします。冒頭に書いた、「着地にも気を配れる」がその結果かもしれません。