とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

434 ジャンプの頂点までにトードを

今回は「TJOのこと」。

TJ4重(TJO)が、初めて素早く3回回りました。

3回とは、トード、O、Oの部分です。今まで、Sトード…OOくらいで、トードから残りのOOを回すのに、もたつきというか、タイムラグがありました。

それで回しきれないことも多かったのですが、今回、「ジャンプの頂点までにトードを終わらせる」ように挑戦してみたら、だいぶそれっぽく回って跳べました。

今までの状態と比べながら、どんな変化があってうまくいったのか書いてみます。


初めてTJOが跳べるまで、おろそかになっていたのはジャンプでした。

ブログで何度も書いた、「回すのに力むからジャンプが止まる」「フォームを作るのに意識が行きすぎてジャンプが止まる」があったので、ジャンプが足りず、回しきれない状態におちいっていました。

頭の位置をもっと上に! くらいの意識で跳ぶことで、SトードOOを全部回せるだけの滞空時間を作れて、TJOという1つの技が跳べたのです。

でも、これでようやくぎりぎりでした。

自分の回し方では、体や縄が傾きがちなせいか、上げた足にグリップが当たるとか、縄が右にそれるとか、ジャンプを確保してもなんとかレベルでした。


それで、変えられる点があるとすれば、トードのタイミングだったのです。

ここまでは、いい感じでジャンプの頂点でトードが通っても、回し方が悪いのも響いているのか、まだ、OOにつなげるまでにもたつく様子がありました。

それに、回し方とは別にジャンプの軌道を考えると、落下状態に切り替わるタイミングも重なっています。そこも回すのがもたつく原因ではないかと思いました。つまり、

・頂点で上がる → 下がる状態になる体のバランスを取らないといけない
・トードからOOにフォームを変えないといけない
・OOの勢いもつけないといけない
・着地のこと(危険)も意識しないといけない

これだけの条件を短い時間でクリアするのが大変だから、もたつくんじゃないか。

これ、すごく単純に言ってしまうと、ジャンプの頂点からだと、僕ではトードOOを回しきれないということです。じゃあどうするのか? 技の中で、トードOOの部分を早めればいいのです。トードだけにしぼれば、「ジャンプの頂点までにトードを終わらせる」が、なんとかなりそうな見立てでした。


上昇しながらトードを完了。

f:id:tobimaru-jdr:20190924215817j:plain

ちょっとわかりづらいのですが、1はトードで足の下を通そうとしている状態、2はトードが通ったあと頭上まで縄が回ってきた状態です。

厳密にこんなことができているのかわかりませんが、今までよりは具体的なイメージを持ってトードを早く終えることで、技全体が速くなった気はします。少なくとも、イメージに合わせて(←ここ重要)成功率は上がりました。今まで、うまい人のTJは速いなあと思っていた状態に近づけた …… でしょうか。

うまい人はサイドスイングを回すのが速い。トードを回すのが速い。そんなふうに思ってマネしようとして、結局力づくになったり、体のバランスを崩したりでうまくいきませんでした。

技術的に不要なんてことはなく、多少は自分のそうした技術も向上した結果だと思いたいのですが、重要なのは、その速さを技の中でどういう「位置」に持ってくるかだったと思います。

それが「ジャンプの頂点までにトードを終える」という1つの基準でした。イラストでも、ジャンプの中で、1~2の「位置」が頂点の前に変わることで、右のほうが速い技になっています。

やみくもに速くトードを終えようとしても、具体的にジャンプのどの時点でそうしたいのか。体はジャンプによって空中を移動しています。技のことだけ考えても、跳躍中の体とはつり合いがとれないのです。