とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

435 頂点を基準に

今回は「頂点のこと」。

ジャンプの頂点までにトードを通すとTJOを速く回せる。

前回書いたこの話、繰り返しますが、本当にジャンプの頂点までにトードを回せているかはわかりません。それでも、このイメージで回すことで、けっこう速く回せるようになりました。

これに近い動きで、SCOOやSEBOOも応用がきいて跳べている感じがします。

しかし――。

なんだか、跳んでる高さが低くなった気がしてなりません。


過去のように、「回すのに力むからジャンプが止まる」が起こっているみたいです。

ただ、以前と違うのは、それでもすこし余裕を持って跳べているところ。技のスタートが早く、回すのに途切れがなくなったおかげで、速めに回し終えられるので余裕が生まれているのです。

前向きに考えるなら、「回し方がコンパクトになって、思いきりジャンプしなくても回しきれるようになった!」と言えるのでしょうか。

複雑です。わざわざ「前向き」なんて書いていてわかるように、あまり納得はできていません。理想としては、跳ぶ高さも、回す速さも、まとめてうまくいくのが前回の発想でした。

ジャンプを合わせられていないのか、自分のジャンプ力が実はその程度なのか、今ひとつ見えていない部分を含めて、まだお試し途中だと思います。

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こんなふうに、まずはしっかりジャンプしたうえで、頂点までに素早く縄が回ってくるようにすればいいのでしょうか。(今度は回し方の問題になりますが……)


それでも、「頂点までに○○」は、自分にとってわかりやすい指標になりました。

多くの技がこの考えでうまくいきそうな気がしますし、そこに合わせて回し方を考えることができます。やっぱり、どこかに基準を置いて考えると、考えがばらけずにすみます。それが、今回は、頂点までにどう回すか、でした。

これ、2重とびも同じ話で、頂点までに1回回っていれば、着地までにもう1回がとてもラクなタイミングになります。いろんなアドバイス・問題点も、頂点を基準にすると違うわかりやすさがあります。

たとえば「2重とびの1回旋目は足の前に来たら跳ぶ」の話。まさに頂点より前に1回旋目が完了していますよね。逆に、「跳んでから2回回しはじめる」だと、頂点からやっと1回旋目が足の下を通る感じで、2回旋目が難しくなります。

こうやって考えると、教える場面でもいかせそうだと思えませんか?2重とびを伝えるイメージの1つ …… といったところでしょうか。


この夏に森口明利さんが8重とびに挑戦したと知って動画を見てみました。

頂点で4重くらいまで回っているように見えました。8重とびに挑戦してしまうような人が、全体の半分(4重)を頂点までに回している。じゃあ、2重とびならどうなる? という投げかけもおもしろいかもしれません。

数字で見るなら、上昇と落下は頂点をはさんで何秒ずつなのか、その中に4重ずつ落とし込むとしたら回せるのか……。4重とびが跳べない僕にとっては、半分の数字で考えるヒントにもなります。


……ここで書き終えていたのですが、初めてSEBOCLが跳べたので最後に付け加えておきます。頂点までに、の感覚がうまくいったのかわかりませんが、自分でも驚きの1回でした。