今回は「SEBCのこと」。
もう1回旋加えた、SEBCOを練習する中で思ったことです。
以前、SEB系は先に背中の手をしっかり入れると回しやすくなる話を書いて、そのとき、ずっと跳べなかったSEBCOを初めて跳べました。
――が、最近跳んだらまた跳べない……。
SEBOO、SEBOC、SEBCCはいけるのに、SEBCOだけはダメでした。SEBCCは、Cまでいったら交差のまま回しきればなんとかなるのですが、そこから開く動作でわずかに時間がかかるSEBCOは回しきれません。
それで、SEBCがまだヘタかと思って見直しました。
297 SEBCは手首でクロス という話を前に書きました。
当時は、最後のCで縄がそれて、SEBCだけでも跳べませんでした。297の話では、背面にある手を前の交差に持ってくるときに大振りになって縄がそれるから、手首でコンパクトに回せるように考えています。
手首で …… と言うと、今は考えものな雰囲気もありますが、当時はまだそんなに言われてなかったので堂々と書いてますね。ただ、これは手首以前に、そもそも縄をとらえることができていなかったんじゃないかと今は思います。
というのも、297の話を読み返して、EBからCをコンパクトに動かしてみたら、前に回すところで縄がついてこなかったからです。
言い換えれば、EBが通ったあと、縄のコントロールを失っているということです。
こういうときはだいたい、縄を動かせているか確認します。僕の場合、そこで右手と左手の力がバラバラになっていることに気づいて修正することが多いですね。複数の感覚の両立が苦手なので、こういう修正を繰り返して成功経験を重ねるしかありません……。
ここまで来ると、「EB時点で回っていない」ことに気づきます。
EBの回し方がわかってきたといっても、EBの直後にいきなり縄のコントロールを失うというのは考えづらい状況です。縄をコントロールできるのは、縄の動きをつかみながら回せているから。EBをちゃんと回せていれば、Cに移る動きもつかみながら回せるはずなのです。
そんなわけで、Cへの動きよりも、EBを見直すところまでさかのぼりました。
以前、439 スピードの手ごたえ、角度の謎かけ でEBの角度はどうなのかなと考えたことがあります。上で左右の手が合ってないことに気づいたのに合わせて、改めて左右の手の角度に注目すると、どうも角度がおかしい……。
これでは縄がゆがみます。左右のグリップの角度が水平になるようにして回すと縄が張り、動きをつかみやすくなります。つまり、コントロールもききます。
そこで初めて、動きのかたまりを小さな動きでCにつなげることができました。結局、EBからの見直しだったわけです。そこからの、ひさしぶりのSEBCOでした。
EBはさらに気づいたことがあるので、そこは次回へ。
ちなみに、タイトル通りSEBCを「巻き戻す」と、後ろCEB …… になるでしょうか。書きながら思いついたことなので試してません。ウェブスキッパー的な逆回転のルーティンにしてみるとおもしろそうですね。今度跳ぶときにやってみます。