今回は「リリースのこと」。
リリースで、グリップと縄の角度を考えていなかったのかもしれません。
動画でおすすめに出てきた海外のなわとびパフォーマーのリリースを見ていたときに、グリップは横のまま、あまり動いていないことに気づきました。
今気づいたというより、そういえばそういう印象だった、と思い出した感じです。単縄を始めたくらい最初のころ、軽くリリースを回している人は、たしかにそんなフォームで回しはじめていた記憶があります。
今、初めて気づいたのは、「グリップの向きと縄の回旋方向は基本、垂直に交差するのではないか」ということです。
描いてみました。
本来の角度とずれるから、リリースが崩れるということです。
おかもんさんが、何年か前のリリースの解説動画(
これを考えると、自分のリリースがずっとうまくいかなった(今も崩れやすい)理由に説明をつけられます。まさに上で描いたとおり、縄を回したい角度に対して、グリップの角度がずれているからです。
グリップが体寄り、上向きになりやすいので、縄の回旋角度がずれる。
自分のクセを考えたとき、これがリリースがうまくいかない理由の1つでしょう。一般的なリリースで、グリップの作る角度・軸は、水平が基本だと思います。水平とのズレは、数字にしたら5度や10度の違いかもしれません。でも、合わせて縄の回る角度がズレたとき、苦手な自分には、イメージと違う縄の動きに対応するのは困難です。
角度をつけてリリースを回すのはそのあとの段階なのに、自分の手の向きが悪いせいで、いきなり角度がついてしまうのでうまくいかなったのかな …… と思います。
ここに気をつけると、いろいろと見えてくるものがありました。
・体の斜め前
480 リリースの戻りすぎ で、体の斜め前に回すとキャッチしやすいと書きました。これ、おかもんさんが上の動画で「軸を斜め前に」と言ってますね……。僕は回る縄の位置を見て考えたのですが、グリップの向きが斜め後ろを向きやすかったのを、別の形で修正(矯正)して水平に近づけていたわけですね。
・頭上回旋リリース
これはスネイクタイプ? リリースが苦手なわりに最近の演技でよく入れていて、意外とやりやすいので不思議でした。僕はリリース時にグリップが上を向きやすいクセがあるので、傘のように縄の回旋を上に傾ける頭上回旋がやりやすかったのでしょう。
どうやったらうまく回せるのか?
リリースは、ずっと「回す」ことばかり考えていました。でも、基本的な「形」の時点で不十分だったのだと思います。気づいたのはこの動画を見てのこと。
ROPE SKIPPING GIRL JUMPING AROUND FRANKFURT, GERMANY
なぜピンときたのかはわかりません……。
リリース自体を回す感覚がわかってきたからこそ、という部分もあるかと思います。メカニズムとして合っているのかわかりませんが、自分の中では、見たイメージと動きの理屈がうまくはまった発見でした。