とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

527 続けて回すということ

今回は「2重とび・3重とびのこと」。

あけまして今年は元旦スタートです。

12月に、学校で子どもから3重とびを教えてほしいと言われました。

小学校だと、はやぶさよりもさらに上の、あこがれの技なんでしょうね……。まだ2重とびが安定していない子が多い中、回すだけならもう「いける」感じの子がいました。くの字とびになっていたので、真上に跳びあがるアドバイスをしましたが、その子の「回す音」を聞いていて、ふと思った話です。


勢いが続いていない?

その子、音に意識を寄せると、けっこう強めに回せるんですよ。後ろはやぶさなんて、衝撃波かと思うくらいすごくて、離れた場所で、後ろを向いていても、その子が跳んでるのがわかるくらいです。

なのに3重とびは跳びきれない。音を聞くと、強いけれど、どこか「失速」しているように感じました。どこだと思いますか?

僕には、「後ろから前」に聞こえました。つまり、

・縄を足の下を通すところまでは、強く、勢いもついている。
・でも、背中側で縄が回って前に戻ってくるところで、勢いが弱まっている。

という、勢いのアップダウンを感じたのです。これだと、空中で2回、3回と回すたびに、弱まった勢いを取り戻すために力を入れなくてはいけなくて、勢いが続かないのでは …… と思いました。


勢いをゆるめずに、続けて回す。

やりかたはいくつもありますが、今回のポイントは「後ろから前」ですね。

452 回しきれない理由は何か?(のイラスト)
463 跳んだあとも回す

あたりで「後ろから前へ回す」について書き(描き)ました。おそらく、背中側で縄が失速するのは、そこで手が止まってしまっているからだと思います。勢いをつけたぶん、その勢いがあれば前まで縄が戻ってくると考えてしまうのかもしれません。

たしかに力をこめれば、縄は自然に回ってきますが、同時に失速もしています。3重とびを回すには、それでは勢いが足りない。だから、「後ろから前」も回すのです。それだけで、前に回ってくるまでの時間が短くなって、3回回す時間も短縮されるんじゃないかなあ、と。

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自転車で、上り坂でペダルをこぐときに、踏みこむだけでは何度もきつい踏みこみが続くのと似ています。あれも、踏みこんでから、すこしでもペダルを回すように足を動かすと、油が通ったようにペダルが回っていきますよね。


そうなると、どんな回し方になっていくのか?

話のほうは、次回に続けて回していきたいと思います。

今年は元旦更新になりました。365日が5の倍数なので、5日ペースなら、うるう年が来るまではしばらく元旦更新ですね。続くかな……。ストックはたくさんあるので、よろしくお願いします。