とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

534 いきなり2重とびでもだいじょうぶだよ

今回は「2重とびのこと」。

回せるけどタイミングをつかめない子向けの話でしょうか。

学校で、2重とびがとべない …… と教えてもらいにくる子がときどきいて、中には、それならとべるでしょ? というくらい回せている子がいます。

そういう子には、予備跳躍なしで、いきなり2重とびをさせてみることが多くなりました。


いきなり2重とび。

むしろ余計にムリだよ! という反応がよく返ってきます。

そこで、1つ条件を説明します。「縄が足の前に来るまで待つ」ことです。言葉でわかりづらいときは見本でそれをやると、ちょっと反応が変わります。

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とりあえず1回挑戦してくれますが、ここで、ジャンプもできているか、できていない(低い)かで、成功と失敗が分かれますね。ジャンプで高さを作ることができれば、ほとんど成功です。(回すのに必死でジャンプが低いようなら、ジャンプも意識させる)


これは、なるべくいいタイミングに合わせるための練習だと思っています。

すでに回す力はある子なんですから、2重とび成功はもうすぐ。でも跳べないのは、タイミングが合っていないからで、特に、縄を振りあげながら跳びあがっているパターンが多いです。

どういうことかというと、1回目の縄が足の下を通るのが遅いのです。

縄を振りあげながら跳ぶ子は、だいたい、1回目の縄が足の下を通ったころにはジャンプが落下状態になっていて、2回目が回るまでに着地してしまいます。ジャンプの大部分(上がる → 下がる)を1回目までに使ってしまっていて、2回目を回しきる余裕がありません。

この話で一度書いてます。児童館で教えた子が「跳び上がりながら回そう」で跳べた経験で書いた話。跳びあがりながら回すって、縄が来るまで待ってからジャンプするということです。そこで初めて回す。だから、1回目の縄が早く足の下を通るのです。

アクセスが多い話の1つです。ここで紹介したかたの「足の前で力を入れる」は、ずっと、教えるときも、自分で跳ぶときも、キーポイントになってます。

今そこに自分の経験で付け加えるなら、力を入れて「後ろまで回す」ですね。力を入れれば縄を回せる人はいいですが、僕みたいに強く引いてしまったり、後ろから前をうまく回せていない人には、さらにサポートが必要だと実感してきました……。


予備跳躍がタイミングをずらしているケースとも言えるかもしれません。

予備跳躍の前とびはできるけれど、どのタイミングで2重とびに入っていいかわからないのです。いきなり2重とびでタイミングをつかんで、それから、前とび〇回からの2重とび …… というステップを踏むのもいいですね。