とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

541 体も縄も広げて回そう

今回は「回し方のこと」。

暖かくなってくると、冬場よりよく跳べる感じがします。

これはきっと、「手をよく動かせるから」だと思います。

寒いと体が縮こまって動かしづらいのは、なわとびに限った話ではありません。でも、ここ最近の話を書いたあとだと、特に回し方で、手が動いているか・動いていないかの違いをはっきりと感じます。


手が止まってしまうと、縄はうまく回らないと最近は書いてきました。

体の前では力を入れていても、縄が見えなくなる後ろ側ではあまり手が回っていなくて、縄も勢いを失いがちです。「だから手を動かそう」という話をいくつか続けました。縄の動きでは、下から上に振りあげる場面が多いので、手も、下から上を回す部分をポイントにして書きました。

寒さで体が動かなくて跳びづらいのは、まさに、この「手が動かない = 縄を回せない」のメカニズムのことなんだと、初めて実感した気がします。

これって、ふだん気をつけなければいけないことも示していますね。

寒さに関係なく、体が縮こまっていては跳べないし、回せないということです。上手な人は小さな動きで効率よく縄を回していますが、動きが小さければうまく回せるわけではありません。縮こまった動きも「小さい」のはたしかですが、体が縮こまれば寒いときのように体は固くなります。実際のところ動いていないのです。

となると、わざとでも大きめの動きをめざすしかありません。最近の話の繰り返しになりますが、手を動かして、縄がゆるまないように動かすのです。上手な人だって、体の動きは小さくても、縄の動きはその勢いの「大きさ」を見れば明らかでしょう。


このあたりを実感するのが、子どもの3重とび。

学校で、一部の子が挑戦しています。実は、2年生の女の子がこのまえ成功しました。小2で跳べた子なんて初めて見ました。びっくりです。……が、そこから再成功の瞬間がなかなかやってきません。

手が止まってしまうのです。これ、今の僕なら、できる・できないを再現できるようになりました。腕を固めて手の動きを制限するように小さく回すせいで回しきれないパターンと、そこから手に動きをつけて縄も広く大きく回すようにして勢いよく回しきるパターン。

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この違いを実践はできるものの、なかなかうまく伝えられず……。イメージとしては、体も縄も広げる感じでしょうか。ただ、これは縄がついてくるだけの回し方ができるから言えることで、「もうすこし大きく回す」にしても、具体的なアドバイスがないと厳しいです。


このまえ、10か月ぶりくらいにSEBOCLに挑戦しました。

数回挑戦して、2回跳べました。初めて跳べたときはかなり強引にジャンプしましたが、今回は縄の動きが良くなっていました。暖かい日だったせいもありますが、SをしっかりすくいあげてEBを回すまで、手を動かせるようになったのが大きいと思います。

そういう理解で本当に正しいのかはわかりません。今はこの感覚を信じて、跳んでいたいと思います。