とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

558 跳べるイメージ

今回は「イメージのこと」。

最近は、跳べるイメージをつかめたと思っています。

1.跳べる高さをイメージ
2.その高さで縄が足の下を通るのをイメージ
3.2の状態に縄を持っていくのをイメージ

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跳ぶ前に、この3ステップでイメージを作りあげることで、かなり成功率が高まるようになりました。


上のイメージは、いかに最初のフォームをいい状態で通すかをねらっています。

4重系(サイドスイング+3重系)の技くらいになると、やっぱり、高い位置で最初の1回旋(構成技)を跳べれば、残りの2回旋に余裕ができます。そのためのイメージ。

これまで、たとえば、SCOO、SEBOO、TJ4重(SトードOO)などは、「なんとかできるけど力の入りすぎで最初が引っかかりやすい」ことばかりでした。問題になっているのは手の力かげんで、そこを意識しすぎてジャンプがおろそかになるので、跳べても「なんとか」状態だったのです。

そういう状況におちいると、体の動きはバラバラになります。克服するには、何かポイントをしぼって、そこから順番に動きをまとめていくしかありません。最近は4重系レベルの技が多かったので、必要な高さを最初のポイントにしたわけです。「手が先か、足が先か」で言えば、足が先ですね。

ぼんやりと高さだけイメージするのではなく、すこしだけ筋肉を動かして現実と連動させながら、イメージの中で「その高さに自分がいる」ところまで考えていくといいでしょう。


今までイメージが足りなかったと思うのが2です。

高く跳ぼうとは思いました。でも、そこですぐに、「どう回す?」「理想の軌道は?」なんて手の動きにばかり意識が行ってしまって、高い位置で縄を通しているイメージまでたどりつけていませんでした。

これ、個人的にはものすごく大きな見落としで、縄の軌道の先がどこにあるか考えもせずに回しているような状態でした。何より、どのタイミングで最初の1回旋を通すか考えるには、空中にいる自分と、縄が足の下を通る瞬間が、セットでイメージできないといけません。そうでなければ、跳んだらあとはどこで縄を通してもいいという話になってしまいます。

目の前の問題(回し方)しか考えられない視野のせまさが作りあげた壁だったと思います。1 → 2とイメージを固めることで、初めて3の回し方に集中することができるのです。


今まで、イメージはバラバラでした。

それが1~3までまとまったのは、回し方がよくなったからだと思っています。SEB系や4重とびをずっと練習する中で、縄を上まで回して勢いをつける感覚 = 縄を感じる技術がついてきたからこそ、1~2のイメージに縄の回し方を合わせられたのでしょう。

「成功した1回」を再現するのは、けっこう難しいです。うまくいった技術をイメージできるかどうかも大きいです。そういう意味では、技術が追いつかなければ「跳べるイメージ」も作れません。

それでも、今回の3つのイメージは、理想をつかみきれなかった過去の自分に贈りたいと思えるほど、形になったものでした。