とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

565 空中で、垂直に、上へ

今回は「ジャンプリリースのこと」。

すこしは空中で回せるようになってきた感じがします。

今まで、ジャンプリリースになると縄がふにゃっとしてうまく回らなかったのが、垂直に上へ回すことで、空中で「回る形」を作れるようになりました。


ヒントになったのはこの動画。

JUMP ROPE TUTORIAL - MIC RELEASE TRIPLE UNDER (with slow motion) | NATE K-G

トリプル(3重)らしいのですが、リリースをR、最後はキャッチしながらOで技名っぽく書くと、RROの3重ということになるんでしょうか。サイドスイングのSと同じで、最初のRはジャンプと同時くらいなので、SOO的な3重とびですね。

この動画で「vertical」という単語が出たときに、自分に足りないイメージがうまくはまりました。

vertical は垂直という意味です。つまり、「下にも上にも」「縦に長く」回すイメージです。このイメージが浮かんだとき、それまでの自分の縄の動きでは、上への動きが足りていないことに気づきました。そこを試した瞬間、ふにゃっていた縄が、上にピンと伸びたのです。縄が回りだした手ごたえがありした。

ただ、それだけではまだ失速します。上に伸びただけで、そこから縄にアクションが加わっていないからです。なぜそうなるのか? 手が止まっているからです。そこでグリップを回しました。上げる → 下げる → 上げる …… がつながって回転になるようにグリップを動かしたとき、やっと空中で縄が回るのを感じることができました。あとは空中でキャッチを合わせにいって、成功でした。

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この流れは、僕の今までできなかった技術そのままでした。

縄を上にも回すこと。縄を回し続けること。大きくはこの2つです。

実は、リリースもまともにできなかったころ、友だちが「上への回転が弱い」ことに気づいてくれていて、いろいろ教えてくれました。でも、あのころの僕は、ただ上へ力まかせに回すだけで、上下に均等に回し続けることができませんでした。縄の回転で、一部しか力を入れられず、特に上へ回す部分がおろそかだったのです。

そこに気づいたのはこの1~2年くらいで、ようやくレベル。それを引きずったまま、ジャンプリリースにも挑戦していました。足で地面を支えると、まだ上にも回しやすい …… ような話を 446 かけ足からジャンプへ で書いていますが、それだけ、上に回す技術がなかったということですね。

上の動画の終盤で、2重とびを1回跳んでから挑戦すると、動きが近いこともあってジャンプリリースにつなげやすいと解説されています。やってみると、2重とびの段階で、自然に、上にも回して縄を安定させようとしている自分がいる……。足りなかったイメージ・技術が、時間をかけて追いついてきた瞬間でした。


最後を2重にしてジャンプリリースOO(?)あたりまではできました。

ただ、このレベルで、もう、着地が危ない跳びかたになっています。最後にOOで足の下を抜ききると気持ちいいんですが、悪ノリは禁物です。それよりも、空中でキャッチできる快感がなかなかです。まるで、宙をつかみとれるような一瞬の達成感。数を重ねて、ねらってつかみとれるようにしたいです。