今回は「ジャンプリリースのこと」。
やっぱり、地に足がついているほうが回しやすいな……。
ジャンプリリースは、もうずっと練習に入れている技になりましたが、いまだにこんなことを思っています。思っているうちに、タイトルのように、「ほんとにこれ3重(トリプル)か?」な回し方でも練習するようになりました。
要は空打ち始まりです。
地面に足をつけたままリリースを回しはじめて、1回回ってきたところで跳びあがりながら、1、2、キャッチ。技名っぽく書くと、[R、RRO]でしょうか。
何が違うかというと、手を離すときに地面に足をつけています。普通にジャンプリリースをやろうとすると、僕の場合、ネックになるのがそこ(空中で手を離しやすいかどうか)だからです。足で支えないと回せていないということでもありますが……。
手を離す瞬間にもたつくと、勢いが弱まります。空中のリリースがふにゃっとなる原因の1つは、始まりで縄の流れがとぎれてしまうからでしょう。始まりの段階で、まずは普通のリリース(=地に足がついている)で流れを作ってから、ジャンプリリースに入っている感じです。
ん? 空打ちのあと3重キャッチができているなら、[S、OOO]と同じでフェイク4重? まあ、それはともかく……。
なんで跳びあがりながらだと、うまくリリースできないんでしょうね。
僕の場合、右に体が開くクセも関わっているように思います。利き手(右手)のリリースだと体の左側に手を向けるので、右肩周辺の筋が張る = そこで体が固まってしまう状態が起こります。地上なら足でふんばれるのですが、空中になると――。
空中で体の支えがうまくいかないと、565 のタイトルにしたような「空中で、垂直に、上へ」も思うようにいきません。回せずに、縄が止まるということです。これが、縄の流れがとぎれてふにゃる問題を引き起こします。
フェイクで流れを作ってからだと、縄がふにゃることがありません。空打ちでも「流れの始まり」があるかどうかで断然違ってきます。見栄えのいいジャンプリリースではありませんが、空中で回しながらジャンプキャッチする瞬間は味わえるので、これはこれで楽しいです。あとはこの感覚を、どうやって正当な(?)ジャンプリリースにも持ちこむかです。
ちなみに、ジャンプリリースで改めて手首の角度は要注意だと思いました。
やたら右にそれるのです。手首を右にひねっていたのが原因でした。ジャンプリリースだと空中で支えが弱いぶん、そういうクセもすぐに出てしまうのでしょう。フェイクでいいスタートを切っても、ちゃんとグリップを真横に近い左に向けないと、回転がバタついてミスにつながります。
気を抜くと右にそれながらキャッチになるので、即座に体の右側に逃がして、逆回転のインバースリリース(?)に切り替えることもあります。曲芸っぽくて動きとしてはおもしろいのですが、僕の中では「やっちゃった」パターンの、これまたフェイクな演出ですね。