とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

575 肩をフリーに

今回は「ジャンプのこと」。

ふと知ったプリキュアから話を起こして2回。

長めになりましたが、かつて子どもだった大人が、わきあがった気持ちを書き残せたお話になったと思います。なわとびとつながったら、また……。こうやって、気持ちをつづれる場所があるっていいですね。

肩の荷がおりた感じです ―― というわけで、肩の話です。


肩に力が入ると跳べないな、とたびたび思います。

つまりそれだけ練習でジャンプにブレーキがかかることがあるわけで、感覚不足のまま数年跳んでいた経験(?)はだてじゃありません。思い返せば、単縄を始めたころ、045 ジャンプを押さえていませんか? で跳びあがるのをジャマする力に気づいておきながら、どこに原因があるかわかりはじめたのはこの1~2年でした。

488 ジャンプが生まれ変わるとき
507 おなかでジャンプを「つなげる」
554 もも裏から背すじへ

ジャンプつながりでトレーニングやバスケのサイトを見ると、上半身を使って持ちあげるような話があります。僕は頭や肩を持ちあげる感覚がとっかかりでした。なので、ジャンプがうまくいかない流れは、

[肩に力が入る → 肩が「おもり」になる → 肩周辺だけ連動して上げられない → ジャンプにブレーキ]

というイメージでとらえています。


この発端になっている「肩の力」は、回すのに必死だから生まれます。

腕や手の動きに意識が行きすぎて、跳ぶ動作に意識を向けられないのです。跳ぶと回すを合わせて行うなわとびは、互いにジャマをしてはいけない運動なのに、「回す」がでしゃばるともうダメ。そもそも、でしゃばるまで意識しないと回せない時点で技術不足で、だから肩にまで力が入ってしまうのでしょう。

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558 跳べるイメージ で書いた、空中の自分の位置をイメージして跳ぶのを今は大切にしています。ジャンプを確保して、高さを失わないようにすれば、多少回す力が入ってしまっても、ジャンプに合わせられるように思います。サイドスイングも、振るのに合わせて跳ぶというより、跳ぶのに合わせて振るほうが、ジャンプがつぶれずにすむ感覚です。

結局、「力が入る前に肩まで跳ばせ」ということなのか……。


注意したいのは、ある程度コンパクトに回す必要がある点ですね。

できればOKですが、技術が追いつかなければ悲惨です。うまくいかない例でぱっと浮かぶのが2重とびで、思いきり回そうと肩が力んで、かえって腕が動かずに回らないうえに、肩がじゃまして高くも跳べない姿がわかりやすいでしょう。

予備回旋で縄をとらえて回せているのが大切 ―― と思います。肩の力を抜くだけでは、縄の勢いが弱くて回りません。肩の力に頼らなくてもいい強さを先に作っておくことが大切になりそうです。これって、319 のんびり回しの正体? でも言えることなのかな……。

何度もお目見えする話ですが、練習も反復が大切ということで。