とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

608 握らずの親指

今回は「握りかたのこと」。

グリップの握りかた ―― というより、握る強さの話です。

どれくらい握りしめればいいか迷うことってありませんか? ここしばらく、4重とびで握りかたを考えているうちに、「軽く」から「強く」を試してみるといいように思いました。

1.グリップを落とさない程度に軽く握って回す。
2.(特に上に向かって)大きく縄を振れるように試す。
3.2の回しかたでもうすこし強く回してみる。
4.余裕をもってグリップを支えられる握りが、握る強さ。

……という感じです。当たり前のような気もするのですが、僕はこのへんのステップを踏まずに、ただ力を入れて握っていました。


これで何が起こるのか?

親指がジャマをするのです。力をこめて回そうとすると、肩から指先にかけても力が入ります。この指先とは、肩から伸びた先の親指。どれくらいの人がそうかはわかりません。少なくとも僕はそのタイプです。

一見、グリップをしっかり支えていますが、その力がどの方向に加わっているのかが問題です。通常、下向きですよね。グリップを上から押さえつけている。問題なのは、上へ回しづらくなることです。たぶん、「力を込めて回す = 下に強く回す」傾向があるからでしょう。足の下は勢いよく通るけれど、頭上が弱くなる。

それで、上の2で(特に上に向かって)と加えました。頭上の弱さは、この1~2年よくふれてきた話で、握りかた1つにも原因があったのかな …… と思います。


それを段階を追って調整したのが上のステップです。

握る力を弱めればグリップの支えがゆるむので、これをすこしずつ強く握って「最適化」するわけです。ついでに、力んで下を向きがちなグリップをちゃんと上にも回せるようにする。その過程で、親指もグリップを押さえこまずに適度なゆるみで支えてくれるのだと思います。

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親指が強いと小さく細かい回しかたになる気がします。それはそれで、「十分回せるなら」問題ないどころか理想的なレベルじゃないでしょうか。でも、回せないと、どこかで短く手が止まる回しかたになって、縄は安定しないでしょう。

ダブルダッチで、回し手(ターナー)は親指を立てる・上に向けるという解説を目にします。これも、「ロープを支えはするけれどきちんと上を意識する」程度には柔軟に動かすということでしょう。

この握りかたと4重とびの速さを一気に連動させられたわけではないのですが、縄の動きが広がったというか、フリーになった感があって気持ちいいです。


最近のイラストで、いろんなポーズでグリップを握らせました。

一応、その握りかたでポーズをとれるか実際に試してます。案外指を立てても握れるもんだなあとか無邪気に喜んだり……。そのへんも握りかたの変化につながってると思うと描いてよかったですね。

持ちかたのアドバイスはよく見ますが、握る強さはそれほど目にしません。可視化しづらい = 文章化しづらいのかもしれません。多くの人が迷わないだけかもしれませんが……。一部の迷った人だけにでも、何か伝わればいいな。



・おまけ

そういえば、一部のイラストを 2/5 ~ 2/13 まで展示していただいているのでした。最初で最後かもしれません。ありがとうございます。(0:10~0:11 のパネルボードの6枚です)