とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

624 ハの字とVの字

今回は「角度のこと」。

縄がとがっている気がする……。

最近、縄の形に感じること。なわとびで回る縄って、基本的に曲線で、弧(こ)を描くものだと思います。跳ぶときは、それを内側から見ながら跳んでるわけです。実際はそんなに縄を凝視してはいませんが、手もとの感覚でも、縄の形が「見える」ことは多い。縄が広がっているか、せまくなっているか、ゆがんでいるかあたりは、わりとわかるんじゃないでしょうか。

「とがっている」というのは、主にせまくなっているパターンですね。


これは、手もとの角度が前寄りなせいだと思います。

このように、グリップの横への開きかたで縄(特に先のほう)の形が変わるのではないかと。手もとの角度が、縄の先の角度を作っています。手もとが「ハの字」になるほど、縄の先は「Vの字」になるような……。

この縄先がVの字なとき、引っかかりやすくなる気がします。足もとに縄が鋭角に入ってきて、スペースに余裕がないからです。文字で比較するなら、VとUでどちらが足もとに余裕がありそうか? という話。

縄の余裕が、短く、細くなるわけですね。短めの縄や後ろ回しのように、普段より回しかたに精度が求められるとき、その余裕のなさを実感できます。特に、左右にブレたときほど足に当たりやすくなるでしょう。


ところで、なぜこんな角度がついてしまったのか?

縄の先を意識しすぎたからかなと思ってます。縄をピンと張るために。なるべく縄を頭上に振りあげて、手もともグリップをちゃんと上に向けて …… と気にかけながら回していたせいか、手もとにだいぶ角度がついてしまっていました。

ついでに、縄を引きすぎるクセがあるので、手を前に出したのも影響してるっぽい。グリップを真横・水平にするのがベストなのかは今ひとつわからないのですが、手を前に出しつつ、グリップを横に向けるって手首がけっこうきついのです。それで自然とグリップの先が前を向いて、角度がついてしまう。

3重あやを跳んでいると、縄の接触も気になります。Vの字は、縄の先に向かって細るので、交差や、交差からオープンに戻すときに縄が接触してからまりやすいのです。連続で跳んでいると、手の動きがだんだん追いつかなくなりがちで、手もとに角度がつきっぱなしのことが多く、交差のからまりにもつながりやすいのかなあ、と。


実はこの話、以前似たことを書いています。

EBなんかは前も後ろもここがポイントだとその後書きましたが、SEB系が回って跳べるようになると、だんだんポイントだったことを忘れていますね……。

跳べて満足するって、それだけだと、「縄が通ればいい」と自分を納得させてしまうことでもあります。そこで忘れ去られてしまうポイントに「真横」があるのだとしたら、思いだして意識しないと、角度はいつまでも悪さをしてしまう。そんなふうに思います。