今回は「オーサムアニーのこと」。
正式名称はわかりませんが……。
まずは「オーサムアニー」がどんな技なのか。
足の下に片手を入れたあやとび、だと思ってます。技名だと、交差(トード)と開く(クルーガー)を繰り返す動きです。動画の「pretzel」ってなんのことかと思ったら、ねじりのある焼き菓子(プレッツェル)の形でトードの姿勢を表してるんですね。
そして、これが回転すると ―― というのが次の動画(4:40あたり)。
オーサムアニーは後ろ回しでもできるんですが(トードとクルーガーにも後ろ回しがあるので)、前回しのトードから後ろ回しのクルーガーに体を「回転」させながら移ることで、回転しながらのオーサムアニーになっているのです。
これ、予想外でしたね……。
いわゆる「回転とび」は、基本的にサイドスイングに合わせるように体の向きを変えると(回転すると)、縄の回る方向が逆になります(前 → 後ろ / 後ろ → 前)。普通のなわとびから変化が生まれる動きの1つで、垂直軸に対して動きを広げるのが回転とび。
トードやクルーガーを合わせてもできることに驚いたのは、フォームの複雑さから想像できなかったからですね。実際やってみると、意外とスムーズに移れました。
ポイントは、回転するときに足を入れ替えるのを忘れないことだと思います。ポイントというより、失敗しやすい部分かな。トードで地面についている足が、回転に合わせて軸足になってしまうと、回転以前にクルーガーへの足の切り替えができないのです。
ここは、オーサムアニーならではの課題でしょうね。足の切り替え・手の切り替え・体の回転・縄の回転方向変更 ―― が同時に発生しているので、混乱してしまうのです。
オーサムアニーと回転とびができる前提で動きに順番をつけると、
1.前のトードを跳んだらいったん縄を前に落とす。
2.ついている足側に縄をずらす。
3.体もそちらに回転させる。
4.クルーガーの姿勢に手足を入れ替える。
5.後ろ回しのクルーガーへ。
こんな流れでしょうか。1~3をサイドスイングのようにできるとスムーズになってくるのは、回転とびやかえしとびと同じものを感じます。
動画を見たのは2年前くらいだったかな。
なんだか気にいって、練習の中で気晴らしに跳んでみることが多いです。通りがかりの人には何の芸だと思われているかもしれません……。後ろ回しに切り替わってるとか、ぱっと見、わかるものなんでしょうか。
だいぶ前、「回転かえしとび」みたいなのも紹介しました。
これもずっと好きでよく跳んで ―― いや跳ばない系なので、回してます。切り替えが気持ちいいのは、きっと、体の使いかたも変わるので、跳びながらリフレッシュできるからでしょうね。