とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

006 フリースタイルが夢な、なわとびすと

あけましておめでとうございます。

今回も「フリースタイルのこと」。3回連続の最後は、新年にタイミングが合ったので、目標も含めて僕自身のフリースタイルについて。

正直、ひっかかりまくっている。理由は技術不足もあるのだが、後半の体力不足が問題。疲れた体は技の精度や集中力を落としてしまう。だが、そもそもの問題が僕のフリースタイルにはあった。

時間が長すぎる。

知らなかったのだ。公式ルールが75秒だなんて……。
僕の使っている曲は、倍とは言わないけど、110秒くらいある。『アンリミッテド:サガ』というゲームの通常戦闘曲。実は、このゲーム自体はやったことがない。ただ、ずいぶんかっこいい曲で頭に残っていたので、フリースタイルをやろうとしたときに、ぱっと浮かんだ。

子どもっぽいけど、僕にとってフリースタイルは、小さなころにあこがれた「自由自在に跳ね回るヒーロー」のイメージなのだ。これまたぱっと浮かぶのは『ドラゴンボール』の悟空。まともにあの世代なので、戦いながら跳ね回る悟空の姿に、自分もあんなふうに跳び回れたらなあと思った。

それでゲームの戦闘曲なのである。子どもっぽいどころではない。子どもだ。

でも気持ちいい。体一つではできなかったことも、縄があればまるで違う。いろんな技を覚えてそれらを繰り出していると、羽を手に入れた気分になる。滞空時間なんてわずかでしかないのに、人間の持ちえないものをそのときだけは手に入れたようで、本当に気持ちいい

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勢いで描いたのはいいけれど、とびまるさん、ここから何の技を繰り出そうとしているのだろう。僕にはわからないけど、楽しそう(笑)。

さて、110秒なのだ。
技は30個ほど。リリースを交えて、TJ、EK、ロンダートなどを曲調が高まったところで使っている。それ以上は技術的にできない。それに、やっている場合ではない。先日初めて曲に合わせてわかったが、ものすごく「追われる」。イメージしていた部分で跳べないし、ミスが入ると修正に慌てる。そして、気を取り直そうにも体がへたって言うことを聞かない……。

こうして言葉にして考えてよかった。必要なのは「持久力」だ。
当面の目標は、120秒ほど跳び続ける練習。これで行こう。
今さら75秒に尺を調整とか曲変更なんてしなくていい。まずは跳びたい曲で跳ぼう。

せっかく小学校で働いているんだし、子どもたちにはいつかフリースタイルを見せたい。新年とか関係なしに、ずっと僕のなわとびの夢なのだ。

「いい大人がなわとびしてる」
「……でも、なんか真剣で、楽しそう」
「僕も、私も、あんなふうに大人になっても○○で楽しめたらいいな」

いつか、こんな形で子どもたちに夢を見せることができれば。

本年もよろしくお願いします。 とびまる