とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

174 どうなってるの、この動き?(4)

今回は「技解説のこと」。

ひさしぶりに、おもしろそうな動きをマネしてみた話です。

今回は、京大MTTRさんの、2014年秋祭の単縄パフォーマンスから(40分以上あります)。

10:30あたりで女の学生さんがやっているリリースが見たことのない技でした。縄を踏んで、縄が張ったところで足を離して宙を舞わせるタイプのリリースですが、縄を張るときのポーズがちょっと変わっています。


こんな感じでしょうか。

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1.縄を足で踏みます。

 リリース前のポーズを作るために、踏んだ足を中心に、左右の縄の長さが違うのがポイントです。外側(イラストだと左手側)が長くなります

2.外側の縄を肩にかけます。

 イラストだと左手側。1で長くしたほうの縄を、体の前でクロスするように反対側(右側)の肩にかけます。あまり縄を張りすぎると、リリースするときに勢いがつきすぎます。
 肩にかける縄は、右手よりも内側です。外側にすると、3でリリースするときに縄どうしが接触して、うまくいきません。自分のクセかもしれないので、できるなら外側でも内側でも大丈夫だと思います。

3.縄を踏んだ足を上げながら、内側のグリップを離します。

 イラストだと左足を上げながら、右手を離します。
 右手のグリップが、右から左へ回って上がる動きに合わせるように、左足を上げるといいでしょう。左足の左側が、リリースに入るときの縄の「支点」になります。そこを中心に縄が回って、上がっていきます。


これでキャッチするわけですが……。

2でも書いたように、縄を張りすぎると、リリースの勢いがつきすぎます。かなりの勢いになって、体の反対側に思いっっきり跳んでいきます。つかめたらすごいです(笑)。

キャッチするのにちょうどいいリリースになるように、縄を張る強さを試しましょう。

縄が上がると、肩にかけていたほうの手(イラストだと左手)を移動させても、そんなにリリースに影響は出ません。次の動きに合わせて、好きな体勢でキャッチするといいと思います。

次の動きとか考えなくても、いったんポーズを決めてから縄が舞い上がって、もう一度手に戻っていく姿は、見ごたえがありますよね。


この動画の11番めでやっているZピックアップと縄の張り方が似ていると思いました。張った縄に2か所支点をつけてますし、上のイラストも左右反転させればZを描きます。

今回テーマにした技がZピックアップから発想したものかわかりませんが、位置を変えるだけで、イメージの違う技になりますね。

名前のついた技なんでしょうか。