今回は「お金のこと」。
なわとびのクラウドファンディングがあるそうです。
こういうところで紹介みたいに乗せていいのかわかりませんが、お金の話の前ふりとして――。
単縄をするまで、自己負担は当たり前のような気持ちを持っていました。
その人の背景をあまり考えなかったからですね。
スポンサーがつかないとオリンピック出場クラスの人でも続かない話は、ずいぶん前からある気がします。そういう話を読んでも、やりたい以上、最後は自分でお金を出すしかないし、それが「好きな道の厳しさ」なんだろうな、とぼんやり思っていました。
言い方を変えれば他人事だったということです。
単縄を始めて、すこしだけ個人活動に近いことをするようになると、お金を考えての判断もすこしだけ生まれました。
やっぱり最初は、多少値が張っても珍しい縄を買ってみようと思いましたし、交通費がかかってもとりあえず出かけてみようと思いました。
流れ上、お金を前に出した書き方になってますが、どちらかというと、その気があるからお金がついてきて、そこまでお金を考えて判断していたわけではありません。ただ、これがワイヤーロープ1本1万円とか、なわとびイベントが沖縄でしか開催されない、という話だったら迷っていたはずです。
いくらやる気があるとか好きだとか言っても、費用が上がってくれば、だんだんと負担感も上がってくるわけで、自己負担が当たり前じゃなくなるのはそういうことなんだな……とどこかで実感しました。
そんなの、たとえばマンガで「特装版を買ってみたいけど普段の10倍の値段だからやめとこう」みたいな経験をしていれば想像できそうなものですが、関心のないジャンルだとあまり想像できないんですね。応用力のない……。
ソサイチという、7人制のサッカーのようなスポーツがあるそうです。
この4月に東海代表の選抜テストをするという記事を新聞で読みました。そこで目に留まったのが遠征費用などは自己負担という文字。30万円くらいだそうです。
その気がある人はそれでも払うだろうけど、苦しいなあ……。
こんなことを思いました。思えるようになりましたと言っていいのか。なんでもお金お金じゃないですけど、でも、多くはなんでもお金なのです。
なわとびの全日本大会はスタッフが少ないとどこかで読みました。
開催地の近くで関係者が増えないと、スタッフに回れる人も増えないのかもしれません。でも、こういうのも意外とお金が解決する可能性もあります。
クラウドファンディングじゃなくても、お金だけでも応援してもらって、それで臨時スタッフを雇う。お金を払ってくれた人には大会映像とか、リザルトの詳細を送る。
思いつきです。ほとんどリターン形式と変わってませんが、参加できないけど何かしたいという人を取り込んで、何かバイトしたいという人に力を借りられます。
リザルトの詳細とか、それはアウトだろという部分もありますが、オリジナリティやエンターテインメント性のようなあいまいな部分を開示することが、逆にお金につながるのかもしれません。やっていいかどうかはともかく……。
前回が「マネのこと」だったので、今回は「カネのこと」、あるいは「マネーのこと」でした。
どうでもいい小ネタです(笑)……と思いつつも、こういう小ネタを「毎回」「いくつも」ちりばめることができるなら、それだけでお金を払うだけの価値が生まれるのかもしれません。
お金は交換手段です。何かを必要としている人につながるといいですね。