とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

134 不完全な成功

今回は「成功と反省のこと」。

暑いですね……。

このブログは基本5日おきに更新していますが、よく見たら前回は6日たってました。5日を過ぎていたことに、まるで気づいていませんでした。

暑いですね……。(言い訳)

日が落ちてからでも熱中症の危険はあるので、練習時間は短めにしています。その代わり(?)、先日の演技でいろいろとやってしまったミスを見返しています。

いくつかのミスを象徴しているのが、最初のドンキーのあと(0:35)です。

1回目のドンキーは倒立が浅くなりました。あんな低さでも縄が通るようになったのは進歩ですが、そのあとがいけません。上体が曲がったまま、無理に低いジャンプでSCC、SOOと続けて、SOOでひっかかりました。


不完全に跳んでいる。

直らない欠点です。他にも、

○S・メーガンで縄が通らないうちに体勢を戻した(1:30)

もともと曲とすこしずれていて、動きが慌てています。その結果、お尻の下に入れた腕を早めに戻しすぎて失敗。成功率が良くなってから、縄が回りきるのを確認するようにしていましたが、このときはそこまで気が回りませんでした。つまりは(今の自分の)跳び方として不完全です。

なお、予備で逆サイドから始めているのはクセです。体がブレるとか、悪影響があるのでしょうか? だとしたら、それも不完全な跳躍になってしまいますね。

○ヒーローフィニッシュをはずした(2:05)

その前の切り返しリリース(?)でキャッチが難しくなり、アームラップへの持ち込みが中途半端になりました。ドラムの連打に合わせてキメる部分なので、ここも曲に追いつこうと慌てすぎましたね。足を出すタイミングをつかめていない、つまり不完全です。

○ロンダートの前に左手の握りが甘い(2:13)

わざわざ基本のフォームに戻したのにそこで落とすか?と言われそうですが、実はこういうことが多いです。形に気をとられて、利き手(右手)だけしか力が入っていないという……。複数のことをやろうとしてどこかを見落とすパターンです。跳ぶ前に見落としがある=跳ぶには不完全ということです。


最近、雑誌でこんな記事を読みました。

「失敗を反省するのではなく、成功を反省するのです」

「なぜ成功したのか、その理屈が正しくわからない人が、失敗したときに、なぜ間違っていたかを反省できるはずがりません。 ……

――『プレジデント』2015.8.3号、メンタルトレーナー・高畑好秀氏の記事より

失敗の原因がつかめているなら、成功も見えていると言えるでしょう。

ただ、その「成功」とやらが、本当にうまく跳べているのかどうか?
うまくいったときの技術や感覚と思っているものが正しいかどうか?

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失敗したメーガンですが、普段はそこそこ成功します。ただ、イラストのようなポイントが、本当に的を射ているのか、全部思い通りになれば99%成功するのか、わかりません。左手をもうすこし下に向けないと縄が高くなりそう……。

動画を見る限り、いろんな技がまだ危なっかしいです。またこの言葉を出しますが、不完全です。成功しても不完全。成功にもピンキリがあって、まだ達成度の低い成功なのです。


その先にある、もっときれいな成功のためにどうすればいいのか

不完全でも成功したときのことを考えると、「余裕」だと思います。つまりは基本。練習で余裕のある姿勢から跳ぶとき、ジャンプはそれなりの高さで跳べますし、縄もゆがんでいません。そこから崩れれば崩れるほど、どの技も跳びにくくなります。

自分の演技が、小さな崩れでリズムを失いがちなのを思うと、技やつなぎで、どれだけ基本という安定を取り戻せるが重要です。

なんか、いつも同じ反省をしてますね……。それだけ、僕にとっては解決策が見えていない問題です。

「技のあとで、きれいに前回しが1回跳べるか?」とか、そのレベルで見つめ直す必要があるのかもしれませんね。