今回は「1年のこと」。
ブログを始めて3年、なわとびを始めて5年がたちました。
去年の最後のブログで、自分の実力に行きづまりを感じた話を書きました。1年たった今はどうかというと――、
あんまり変わりませんでした……。
この1年で試したことや気づいたことは、どれも体のクセとか、判断力とか、自分の弱点につながっていて、しかも、ただ練習するだけではどうにもならないことばかりでした。
そのへんを克服しようとあれこれ考えて、試して、やっぱりダメだみたいになることが多かったです。せっかく趣味で跳んでいるのにストレスの度合いが高くて、いったいなんのためのなわとびなのかと悩むことも増えました。
今年もなんとか、学校の夏祭りでなわとび演技をしましたが、再びミスだらけ。でも、自分の腕じゃ仕方ないと割り切れていたせいか、以前のように気落ちすることはありませんでした。それはそれでどうなんだという気はしますが……。
なわとびの演技に感じることが、すこし変わってきました。
最近は、演技の練習でうまくいく場面が作れています。次の技に「かまえる」余裕が、すこしでも持てている。そんな感じです。
学校で子どもに見せるための動画を撮影したら、数回で2曲分撮れました。夏祭りの曲と、新しい曲での演技です(公開はしてません)。今年の始めは、人前に出せそうな演技が10回に1回できればいい状態だったので、多少はましになっているのかもしれません。
ただ、それすら「ムリをしている」感じがしています。
作り物というんでしょうか。ひたすら、技の成功を狙って繰り返す時間になってくると、音楽に合わせて跳ぶって、そういうものだったのかなあ……と首をかしげたくなるんですよね。
成功して当然くらいの技術があればいいんですけど、そこまで行きつけないと演技って苦しいものだなあと思うようになった1年でした。
なので、演技の練習は、本当に「自分の技術の確かめ」みたいな時間になってます。なんか、ますます人に見せる方向から離れていくような……。
猿芝居――今年のえとに引っかけると、この言葉が近い気がします。跳んでる自分はそれなりに本気なんですが、動画にしてみると、おっかなびっくりみたいな雰囲気があって複雑な気持ちでした。
来年はとり年です。
えとのとりはにわとりですね。僕のにわとりのイメージは、自由気ままにこっここっこ歩く姿です。
この1年、練習以外では児童館や学校のなわとびクラブを続けていました。
なわとびクラブは、こういう時間を持てるありがたさを感じる一方で、なんだか当たり前のような時間になってきて、まさににわとりの気ままな自然さが重なります。
なわとびで何かに関われたらいいなと思っていたころを思えば、こういうごく普通に子どもとなわとびしている時間が「かなった夢」なのかもしれません。
さて、今年最後のイラストは――。
去年はモンキーしているモンキーを描いたので、とりつながりでニワトリのハミングバード(笑)。こういうノリで跳べる力があればなあ、と思いつつ、今年のブログはこれで閉幕です。
1年ありがとうございました。よいお年を。