今回は「男女のこと」。
なわとび選手って、女性が少ない気がします。
いろんな大会の男女比を出してみたわけではないのですが、少なくとも全日本の中高生以上の出場者は男子が圧倒的に多いです。動画も、跳んでる女性はそれなりにいるものの、男性が多いという印象が(僕には)あります。
競技。身体能力。目立ちたがり。
このへんが男女差のキーワードかなと思った話です。
小学校くらいだと、まだ女子のほうがなわとびするんですよね。
僕の働いている小学校では、実はまだなわとびしてる子がいます。今年は春になわとび台を片づけなかったせいか、5月になってもなわとびしに外に出てくる子がいます。もちろん僕もやってます(笑)。
ただ、跳んでるのは全員女の子。なわとび台は2か所あって、低学年のほうは男女そろってますが、中学年~高学年は女子ばかりです。グループの違いとかいろいろあるとは思いますが、女子は跳ぶんですよ。ここまでは。
ですが、ここからは部活の基礎トレくらいで、なわとびは一気に関わりが薄くなります。
そこで出てくるのが競技。中学校以上でメインにしてなわとびするなんて、今は専門の道くらいしかありません(一応単縄・短縄のことで、ダブルダッチはまた別です)。
そして、競技に進むと、別のキーワードが出てきます。
その1つが身体能力。
がしがし跳ぼうとすると、どうしても身体能力的に男子のほうが跳べるんですよね。
「どうせ男子みたいに跳べないから跳ばない」と考えるのは極端ですが、より大きなことができる可能性があるから男子のほうが集まると考えるのは極端でしょうか?
そもそも、女性は体型的に跳んだり跳ねたりがきつくなるそうですが……。
もう1つは目立ちたがり。
男子のほうが目立ちたがりだと思います。だから競技で跳ぶ。演技で跳ぶ。
偏見のような一般論ですが、女子は目立つと叩かれます。協調性を持って、グループを大事にして、1人で目立つことをしません。そういう文化です。
でも、男子はある意味おバカなので(笑)、「その年でなわとび?」と言われて浮いていてもやっちゃいます。踏み出すかどうかの違いが男女にあると、自分は思います。
なわとびがブームになれば、そういう垣根も取っぱらわれるでしょうけど、なかなかダブルダッチみたいに集団のノリで踏み出す機会がないのが単縄の現状です。クラブチームはあっても、参加してるのは大半が子どもですからね……。
というわけで、なわとび女子は増えづらそうというお話でした。
わたしがなにをした。