とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

224 体のクセとリリース

今回は「リリースのこと」。

前回、体のクセで体勢や縄がゆがむので技が続かないと書きました。

リリースが(特にキャッチで)うまくいかない原因もそこじゃないかと書いたんですが、いろいろ試すうちに、どうも正解に見えてきました。

体の傾きと、縄の傾きが一致しているんです。


くどいようですが、僕は体が右に傾いています。

右に開きぎみと言ってもいいでしょう。その状態でリリースをすると、どんな角度になるか。おそらく、こんな状態です。

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僕は順回転(右手なら右回転、左なら左回転)のリリースなら、右手も左手もできます。なので、実際こんな感じになってます。

体の傾きに合わせて、縄がグリップにかぶってくる感じですね。

左手のほうは、縄の右にグリップがあるので、すこし縄がかぶっても、キャッチするには自然な位置(手と手のあいだに縄が来る)なので、そのままジャンプにもつなげやすいです。

問題は右手。体・手の傾きに合わせて縄が手前にかぶってきます。実際にイラストのようになります。キャッチしても、縄がからみついてきます。本来は、縄より外にグリップがいかないと次につながりません。それなのに、グリップ自体が、けっこう体に近いところに戻ってきてしまいます。

右手のリリースだと左に投げるわけですが、体が右に傾いているせいで、縄の軌道も右に傾いてしまいます。これでは左に行けません。体の傾きが、回す手の傾きになって、最後は縄に伝わってしまうのでしょう。

実は、これは一般的な2回転→キャッチを行ったときの状態です。キャッチの直前までで3回転と言われることもありますが、とりあえず普通のリリースが2回転だとすると、僕は3回転になります。

要するに1回転多く回すと、イラストの状態をリリースの勢いが修正するのか、ようやく縄がかぶってこなくなるんです。始めのころからそうだったので、リリースは3回転でキャッチするものだと思っていました。

さて、そういう悩ましい状態からどうすればいいのか。


答えは見えてますね。軌道の傾きを直せばいいのです。

ところが、それをやると体がきつい(笑)。右手をもうすこし左向きの力で回すだけなんですが、それだけで手首が動きません。動かせない角度があるみたいで、そこまで来ると手首が固まって縄が回らなくなります。

やっぱりクセに抵抗すると体がついてこないのでしょうか。

問題は、これが練習で直せることなのか、どうにもならないことなのか、という部分です。解決が見えるなら努力しますが、こればかりは人の体のことなので、よほどの専門家でなければわからないと思います。できるのは「努力を試す」という……、なんというか、先行きのあやしい練習ですね。

ひとまず、3回転ならなんとかなります。ただし、同じ体勢でリリースを保持するのが難しくて、135度くらい体が後ろに回ります。今の状態だと、演技ではこの回転移動も見た目として考えないといけません(笑)。

ただ、2回転でも、遠くへリリースして、キャッチであまり力を入れないようにすると、妙にふわっとした感じですが、多少ましなキャッチができるときがあります。

ほとんど1回転目しか回していないので、1回転リリースを勢いにまかせて(自然に)もう1回転させてから、キャッチする感じです。イラスト(右手)で「縄の内側にグリップが来てしまう」問題も、いったん遠くにグリップを放っているので解消されています。ここまでくると、だいぶヒントがある気がするのですが……。


思いきり自分の話で書きました。

こういう話の中に、他の人が読んでも参考になりそうなことはあるのでしょうか。