とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

258 回せなければ跳べないのか

■ 縄を回せない人のひとりごと

今回は「回す力のこと」。

ずっと、リリースからのキャッチができません。

自分の動画だと、それっぽいことをやって見せています。でも、演技の中だからそれっぽく見えるのを忘れてはいけません。演出なしのシンプルなリリースは、その場で動かずに、リリースしてキャッチするだけです。

それができません。

他のかたと練習する機会があるたびに、フォームとか縄の動きとか見てもらっています。でも、感覚的な部分が多いせいか、なかなか解決が見えません。


いろんな人の動画を見ていると、グリップはキャッチしやすい向きで戻ってきます。

縄と一緒にグリップが回って、キャッチするときにはそのままジャンプに入れるような戻り方をしています。

ところが、僕の場合は、グリップがうまく戻ってきません。

以前、193 かぶせキャッチとすくいキャッチという話を書いたんですが、いろんな人が手をかぶせるようにキャッチして前とびできるのに、僕はもう5年以上、これができないんです。どうしても、グリップを下から拾うようなキャッチしかできません。それも、90度横を向いたような戻り方をします。

イラスト:リリースの様子を2種類。左:「理想」として、グリップがまっすぐ戻ってくる様子。 右:「なぜか自分の場合・・・」として、グリップが上向きぎみで、しかも自分のに傾いて戻ってくる様子。

なぜ回らないのか?(最後に追記)

いろんな人のリリースを見ていると、最初の勢いだけで自然に回しているように見えます。思いきり勢いをつけているわけでもなく、軽く放ってあとは縄とグリップが回る。

これができないということは、単純に、縄を自然に回せていないということかな、と思うようになりました。

たぶん、なわとびって、Uの字の中央にあたる部分がきれいに回れば、たいていのことはできます。多回旋だって、限度はあるにしても、縄がゆがまずに回れば、最短距離で回せるのです。


そう考えると、僕の回す縄は、けっこうブレています。

リリースは続けようとすると自分に向かってくるし、それを防ごうとすると体から離れていきます。その中間なんだよ必要なのは! と思うのですが、手からグリップを離したら、コントロールがきかないんですよね……。

こういう部分ができないからこそ、ヒントを見つけてここで書けないかと試しています。逆に、同じようにできない状態からうまくいった人のヒントを探していますが、全然ありません。

よく考えたら、できないままなら、「自分はできない」と受け入れてあきらめてしまうのが普通なんですよね……。いろいろあってねばっていますが、どうにもうまくなる道筋が見えません。

リリースに限らず、交差とかEBとか、いろんな場面で縄が斜めにゆがみます。まっすぐ回らないということはブレてくるわけで、そこはわかっているんですが修正するために体がついてこない。

なわとびには向かない体だったのかな、と思います。

できる範囲でやっていくしかありませんね。

2023.1.24 追記:その後、すこしずつできるようになりました。この時点では韓国ロープ使用でしたが、インドロープのように重めの縄で回る感覚をつかむと、手の動きが小さく、ワンテンポ遅れるような回転になっていたのがわかりました。文中にもあるように、縄が斜めになっていたのも、回転が遅れる一因。これは、手首をひねるクセから来ていたと思います。