とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

447 きれいにくるりと

今回は「リリースのこと」。

初めて、「リリースを回せた」と感じました。

なぜか、かけ足リリースでその瞬間がきました。前回書いたように、最近かけ足リリースをやってます。それっぽく回せている感じはしてましたが、どこかブレが残っていて、調整しているうちに、ある1回がきれいにくるりと……。

繰り返していると、「縄は勝手に回らない」のがわかりました。


自分の回し方だと、ポイントは2つ。

1.縄は上を向けて回す(ただ回すだけではダメ)
2.左手は回しながら離す(離すだけではダメ)

1については、1年くらい前に、376 橋と渦 で書いています。僕の場合、ただリリースを回すだけだと、縄がアーチ状にならずに渦を巻いてしまいます。戻ってくるタイミングもずれるし、何より、キャッチできる位置が低くなります。

ちゃんと ∩ 字型に回るように手を動かさないと、まず高さを作れずにグリップが落ちてしまいますし、 U 字型になったところでもう一度 ∩ を作るために縄に一押ししないと、今度は失速してグリップが落ちます

一度回しはじめればなんとかなるわけではありません。

2にしても、(右利きなら)左手を離した瞬間から、コントロールは右手だけにゆだねられます。そんなとき、リリースを回しはじめる直前まで左手の補助があるだけでどんなに違うか……。これは、左手のグリップを落としてからリリースを始めてみると、回しやすさの違いがよくわかると思います。

1、2、どちらも、手抜きはダメで、リリース中はどこかで気を配っていないといけないのでしょう。

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このへん、かなりいいところまで感覚がつかめたように思うのですが――。

いったいこれを、どう伝えたらいいのでしょう?

5年以上、ずっとできなかったから、なおさら思います。上でまとめた2つのポイントは、ある意味、ずっと自分ができていなかったことでした。もし、時をさかのぼって過去の自分に教えられるとしたら、これは言葉として届くのでしょうか?

今さらどうにもならないことですが、今の自分ができればそれで満足、という気持ちにはなりきれず、せっかくブログの場があるので、書き残しました。


ヒントはこれ以外にもあります。

かけ足リリースは、見方を変えれば、強制的に2テンポごとにリリースとキャッチを繰り返さないといけないので、常に「リリースのでき」を確かめながら試せます。

もちろん、普通に(両足をつけたまま)リリースとジャンプを繰り返せるくらいの段階に達していないと、試すのは難しいかもしれません。でも、このステップの存在を知っているか・いないかで、リリースの身につきかたが広がると思います。

まるで、風に巻かれ続けてきたところで、すり抜けられる細い道を見つけて歩き抜けたような感覚でした。