■ 短縄も単縄もなわとび。楽しもう!
今回は「たんなわのこと」。
たんなわ。漢字でどう書きますか?
一般には「短縄」です。検索で「たんなわ」と打つと、予測変換で「短縄」が出ます。
長縄に対して短縄と呼ぶようです。縄の長さでの区別ですね。この時期の学校だと、個人では短縄、集団では長縄と、縄を使い分けてなわとび運動をします。
商品名だと「とびなわ」と名づけられることが多いです。文字どおり、跳ぶための縄だからそう言います。ところが、普通に「なわとび」と言っても通じます。本来、「なわとび」という言葉は、縄を跳ぶという運動を指すのですが、使う道具の名前としても通じます。
何気なく使っていた言葉ですが、場面によって使い分けてるんですね。
さて、ここで登場するのが「単縄」。
主に、ダブルダッチに対する言葉のようです。ダブルダッチは3人以上。それに対して1人で跳ぶのを英語で「single rope」と呼ぶので、日本語にしたら、単数で跳ぶから単縄になった …… ということみたいです。(2023.3.10 追記:これをどこで聞いたのか記録がありません。なので、続きで首をひねってます)
同じ「たんなわ」になったのは偶然なのかわかりませんが、これがもう1つのたんなわです。
単縄のほうが明らかに知られていなくて、1人で1本の縄を跳ぶのは短縄と同じでも、圧倒的に使われない言葉です。どちらかというと、競技など、専門性の高いなわとびをしている人が、ほとんど「単縄」を使っているようです。
ダブルダッチは単縄ではありませんが、ホイール(2人で2本の縄)や2in1(2人で1本の縄)あたりが個人的には謎です。人数で見るなら単縄じゃありません。でも、基本1人用の縄を使っているなら単縄扱いになるのか、本数で見るのか、「1人かつ1本」だったりするのか……。
まあ、ペアやチームを組まない限りは1人で跳ぶもので、「なわとびが好きな人が、自分のやっているのを単縄と呼んでいる」という感じでしょうね。そういうイメージがあったので、僕もブログでは単縄と書いてきました。
どっちが正しい、ということは、たぶんありません。
最初、専門的ななわとびをしている人たちが、みんな「単縄」と書いていたので、本来こちらが正しいのかと思ってました。「たんなわ」という呼び方が、長縄のある学校では「短縄」と思われて文字が当てられた …… という説です。
すぐにどうでもよくなりましたけどね(笑)。
言葉として「短縄」も「単縄」もあって、場所や人によって使い分けられているだけです。学校でも、集団跳びに対しての個人跳びなら、「単縄」を使っても間違いではないのかもしれませんが、さすがにそれは言えません。一方が長縄なら、やっぱり学校は「短縄」なのです。
単縄をやっている人は、学校などで短縄という字を見たときに、同じように微妙にもどかしい気持ちになるんでしょうか? なんで同じ読みになってるんでしょうね(笑)。
やっているハデさはすこし違いますが、なわとびを使って楽しめるのはどちらも同じです。
ちなみに、英語で検索すると、ロープクライミングやロープそのものが大半です。そこに、たまに混じるなわとびの画像。短縄も単縄も、楽しむ人が増えれば、これから画像もすこしずつ増えるでしょうか?