とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

418 背面の見落とし

今回は「回し方のこと」。

「縄の先をはじく」が背面で使えない……。

素早く小さな動きで縄の先をはじくように引くと、コンパクトに勢いをつけられてうまくいきました。その勢いで背面系ももうすこし回せるかと思いましたが、思いどおりにはなりませんでした。

ここから続ける話、背面経験(?)や指導経験が豊かな人なら、もう想像がついているでしょうか。


「腕で回す」段階がまだおろそかだったことに気づきました。

具体的に言えば、腕がちゃんと交差できていませんでした。

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これ、一見、背面交差ができているように見えて、左手のほうが入れづらいために左手側の力が弱い、という状況も混ざっています。

縄の先をはじくには、まず先に、腕で縄の張りを作れないといけないのではないかと前々回で書きました。ステップとして、腕で回すことが前段階にある、ということです。

そうやって交差の腕が安定してくるから、手首を使って回すところまで動きをしぼりこめるわけです。

もともと、僕は背面系で、体のゆがみで縄がそれてうまくいかないとずっと思っていましたが、背面の交差が不十分ということには、あまり気づいていませんでした。腕(=交差)ができていなければ安定するはずもなく、ましてや、手首の動きというステップにまで進めるわけがないのです。

というわけで、縄の先をはじくのは置いておいて、腕(特に左)をちゃんと差し込むようにしてみました。


初めてSOOASができました……。

やっぱり、腕で回す段階ができていなかったのかもしれません。

体にムリがかかってはいけないからと思い、特にASでは腕を大きく使うのは避けていたのですが、縄をコントロールできてない感はずっとありました。それをなんとかするために手先で……とやってきて、回しきれないことが多かったのです。

腕で回せるようになってから、手先の動きを使うことで、より磨かれた技になる。

こういうことなのでしょう。「負担が大きいから、腕を使うより、もっと小さな動きで回せないとダメだよね」なんて、腕の動きもできてない段階で上手な人の水準で分析したって、それこそダメなのです。

特に背面系は、腕も縄も見えないぶん、ちゃんとできているかが確認できません。確認できないまま、あれやこれやと試してどれもできずに停滞するわけです。TSなら肩、CLやASなら腰にくるので、回数もこなせませんし……。


大げさでも背中側で腕をしっかり入れて、縄がしっかり回る感覚をとらえる。
慣れたところで、さらにその縄の先をはじけるように、小さく勢いを上乗せする。
(背面交差よりも、O部分の話かもしれませんが……)

見えない縄でも、はじくように回せる感覚をめざしたいです。