とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

481 グリップの重み

今回は「グリップのこと」。

リリースの話で思い出したことがあったので、グリップの話を。

僕がリリースできるようになってきたのは、インドロープのおかげです。インドロープの縄の重みのおかげで、リリースの感覚をつかめるようになりました。

僕は韓国ロープで跳んでいた期間が長くて、5年くらいずっと韓国ロープでした。当然リリースも韓国ロープ。ところが、そのあいだどうしてもリリースがうまくできず、ほとんどお手上げ状態でした。

すぐ上で書いているとおり、原因は「縄の重さ」で、韓国ロープが比較的軽めだったので、リリースの感覚をつかめず、コントロールもできなかった …… というのが、個人的な「真相」でした。

ところが、よくよく考えると、もう1つ理由があったのです。


それはグリップです。

インドロープにしたといっても、文字どおり「縄」だけで、替えロープを韓国グリップに組み合わせて使っていました。インドグリップにはしなかったのです。理由は単純で、韓国グリップを握りなれていたから。5年以上使っていたので、グリップだけは韓国を使い続けたわけです。

実は、そのおかげでリリースができるようになった、と言えます。

あまり細かく比べたことがなかったのですが、「グリップの重さ」に関しては、韓国グリップのほうが重いのです。インドグリップに比べてグリップ自体が1~2cm長く、すこし厚みもある(?)ので、そのぶん重さがあります。(およそ 27g と 22g です)

これは、韓国グリップのほうが重いというより、韓国グリップに慣れていた自分にとって、インドグリップはリリースには軽すぎるというのが実際でした。

1年前に 408 第3のロープ を書いたころから、韓国グリップにアメリカロープの組み合わせにしているのですが、そのとき一緒に買った本来のアメリカロープのグリップはインドグリップそっくりです。やっぱりこれも、リリースをやってみたら軽すぎてコントロールしきれませんでした。

僕の慣れの問題なので、グリップ自体にいい悪いはありません。ただ、縄の重みを切り替えたおかげでリリースできたとずっと思っていたところに、グリップの重みも関係していたことに気づいて、今さらながら驚いたという、長いつぶやきです……。


今はだいぶ、アメリカグリップでもリリースできるようになりました。

5年以上韓国グリップを回していたので、なかなか軽さに慣れませんが、「道具」の条件を変えて練習してみるのも、リリースの上達につながらないかなという期待もあります。

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この軽さをマスターすれば、少なめの力で同じリリースができるとするなら、インドグリップやアメリカグリップのほうが優位なのかもしれません。そう考えると、グリップを変える練習にわくわくしています。