とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

751 OK、FR-1

■ オリジナルロープ、試してみました。

今回は「縄のこと」。

最近、おかもんさんのショップで縄を買いました。


韓国ロープの交換用(しかも10mレベル)を取り扱っているのを知ってから、ここで買ってます。というか、この数年、替えロープしか買ってなくて、いろんな商品が増えていてびっくり。

今回は、ついでに最近販売が始まったオリジナルロープも買ってみました。学校で子どもに跳んでもらった感想含めて、縄話です。


まずは縄。

メインのビニールロープ3種類はこんな違いみたいです。(間違ってたらすみません)

FR-1:ショップオリジナル。芯に繊維あり。
FR-2:いわゆる韓国ロープ。芯に繊維あり。
FR-3:いわゆるインドロープ。芯に繊維はない。

一番人気なのが FR-3 とあるので、今もインドロープが主流なんですね。

普段使ってる韓国ロープと比べると、僕の中ではどうしても「重さ」の違いに視点が行きます。縄の専門家がオリジナルでオススメしてる FR-1 も、 FR-2(韓国ロープ)よりわずかに太いとのこと。重さで言うと、それなりの重みのある縄が主流 or オススメなんですね。

韓国ロープって、単縄の世界では「軽量級」なんだな……。

以前はインドロープに芯があるようなアメリカロープを使っていたので、それに近い FR-1 はひさしぶりの回し心地でした。同じ回しかたをしても、 FR-2 より FR-1 のほうが縄が弱まらず、きれいにしなって回ってくれます。寒い時期で体の動きが鈍りがちだから余計にそう感じる部分もありますね。(参考:749 縄の重さが助けてくれる


子どもの感想もそれに近いです。

多くの子は「なんか回しやすい!」と言うし、一部の子は「重いよ……」と返してくる。

これは、普通になわとびしてる子たちが、縄も腕前もバラバラだからだと思います。波打った縄や 100均の縄だともともと跳びづらいし、回すのが苦手だと縄の動きが小さくて縄をコントロールできてません。これが FR-1 くらいの適度な重さなら、縄で回ってくれる。この感覚の違いだけで「回しやすい!」が出てくるんですね。 FR-2(韓国ロープ)を貸すと、そこは重さが一歩足りない感じもあるみたいです。

一方、「重いよ……」の子は、軽い縄でも2重とびが跳べてる場合が多いです。本格的に跳ぼうとするなら、いずれ FR-1 の重みでも扱えるんでしょうけど、この時期だけ跳んでる普通の子にとっては、今の自分の縄で跳べるのに、わざわざ重い縄を選ぶ理由があまりない。縄の責任というより、普通に跳べる子の普通の事情、なのです。


そしてグリップ。

吸いつくような「肌ざわり」で驚きました。グリップと名のつくもので、こういう細かい毛が立ってるようなグリップ感(レバー、ハンドル、手袋のような)がなわとびでも実現できるんですね。

個人的にインドグリップの溝を重ねた滑り止めはちょっと主張が強くて苦手で、韓国グリップを使いつづけているのは溝の優しさもあります。スポンジで握りやすくするグリップもよく見ますし、 FR-2s としてショップでも扱ってますが、 FR-1 のグリップもいいですね。

こちらも重さで見ると、 FR-1 も FR-3 もグリップは韓国より軽いんですよね。リリースするとよくわかります。回りすぎるのです。それが主流だとすると、「縄は重く、グリップは軽く」が上手な人の定番なんでしょうか。僕はずっと逆でやってることになります……。

ちなみにピンクとイエローを買いました。目立って子どもも借りたがるし、何色を使っているかの境界線なんてないんだよというメッセージにもしたかったのです。


最後に、ショップの説明を読んでて初耳だったこと。

(ロープを伸びにくくするための繊維の芯が入っています)

……そういうことだったんですか? 10年間、切れてもつながってるところ、つまり使いつづけられる良さが特徴だと信じきってました。もちろんそこもメリットだとは思うんですけど、「縄の伸び」って、そんなに意識したことがありませんでした。

そんな繊維入りロープなんですが。

イラスト:マンガ。1.切れかかった縄の絵。「この縄・・・」というせりふに、「あ」「切れてる」の声。 2.とびまるさんが「なんと! 切れてもつながってるんだ!」と子どもに見せる。切り口の内部で繊維でつながっている様子がアップに。ついでに伸びにくい!らしい、と補足。 3.子どもは「へえ」「そーなんだ」 早くとぼ? と真顔。「反応が薄い・・・!」ととびまるさんの心の声。右下、コマの外に「一般人にとってはそれほどでもない・・・らしい」とコメント。

子ども相手に子どものように熱弁

単縄の黎明期(?)に跳んでいたかたが縄そのものを提供する側になってる今を見ると、時代の流れを感じます。インドロープや韓国ロープを最初に提供しはじめた人たちは、どんなかたがただったのでしょう。