とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

473 回転子体験記

今回は「回転子のこと」。

アメリカロープを使って1年くらいになります。

アメリカロープとは、408 第3のロープ で紹介したアメリカ製のロープのことです。今のところ、これが一番回しやすくて、ずっと使ってます。グリップは握り慣れた韓国ロープのグリップで、韓国グリップ+アメリカロープの組み合わせでこの1年跳んできました。

さて、グリップとロープの他に、跳び縄にはもう1つ部品があります。

回転子です。グリップからロープが出てくるところについている部品で、縄が回るのを補助するための部品だと聞いています。これが「とめ」になってないと(たとえば、なくしてしまうと)、ロープがグリップから簡単に抜けてしまうので、実は欠かせない部品だったりします。


この周辺をビニールテープで補強している話を、昔書きました。

縄で切れやすいのは、中央付近です。土やアスファルトの上で跳んでいると、なおさらでしょう。でも、単縄を始めて、同じように切れて困ったのは、上の話のように「手元」、グリップから出てくる部分の縄でした。

直接地面を打って傷ついているわけでもないのに切れるのは、補強で巻いたビニールテープに裂け目が入ってくるのを見ると実感できます。縄が回るとき、手元でそれだけの力が加わっているのでしょう。乾いた枝を縄のように振り回せば、手元でぽきっと折れますよね。ああいった力です。

213 ではその補強をイラストにしているのですが、そこで描いたのは、韓国ロープの回転子です。当時(というか単縄歴の半分以上)韓国ロープを使っていたので、当然回転子もそれ用でした。

――が、その作業はやや面倒でした。補強はいいものの、回転子から縄が出るギリギリのところで切れるときもあって、そういう場合はあまりテープの効果がないのです。それで、213 のイラストのように、いったん回転子の締め付けをはずしてテープを巻いて、改めて締める、なんてことを続けていました。


アメリカロープの回転子だと、そういう面倒さから解消されました。

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インドロープも同じかな? この手の回転子はグリップから飛び出る部分がないうえに、切れやすいのはグリップのふちとこすれる部分(2022.9.21 追記:飛び出て曲がる部分かもしれません)らしくて、回転子をいちいちはずさなくても補強ができたのです。

……こんな話にどれだけの人がついてきてくれるのかわかりませんが、これがありがたくて感激したのを覚えています。韓国型回転子は、くびれがあるせいか、だんだん割れてきてストックもなくなってきたたので……。


こうやって書いているとおり、韓国グリップにアメリカ型回転子ははまります。

実は、最初にアメリカ回転子で韓国グリップに縄を通したとき、すこし斜めになったのか途中で引っかかってしまって、韓国グリップには使えないんだとカン違いしました。韓国グリップは凸凹の多い形状ですが、ちゃんと奥まではまります。

ちなみにビニールテープは、100均の3巻100円のを巻いてます。ニチバンスリーエムのような一般的な製品に比べて粘着力は弱いのですが、粘着力にかかわらず手元は裂けるのが早いので、これくらいでも十分だと思います。