とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

570 後ろSEBOOと2本のロープ

今回は「後ろSEBOOのこと」。

韓国ロープに変えてから、後ろSEBOOだけ妙にミスるようになりました。

EBが通らずに引っかかるパターンです。アメリカロープだと跳べていたのに …… というのは、後ろSEBOOや後ろSOEBOまでつなげた3連や4連に挑戦するようになったのは、アメリカロープのころだったからです。

それが、軽くて回せるはずの韓国ロープでなぜ引っかかってしまうのか。


原因は、縄の重さとコントロールだと思いました。

それまで使っていたアメリカロープよりも韓国ロープが軽くて、EBを回しきれずに腕で引っぱっていたからです。一見、重い縄のほうが回しきれないから逆じゃないのかと思えますが、適度に重ければ、縄は勝手に回ってくれるものです。

後ろSEBOOだと、先にサイドスイングでつけた勢いがあるので、EBに入るとその勢いのまま回って通ってくれた ―― それがアメリカロープを使っていたころの流れでした。韓国ロープだと、同じ感覚で回しても想定どおりの勢いで縄が回らなくて、足りない勢いをつけようと、いつものクセで縄を引っぱって足に当たってしまうのでした。

ここで崩れているのは、後ろEBを回すときのフォームです。

縄を引っぱる、というのは、腕で引っぱるのと同じで、後ろ回しなら、そのぶん腕が前に出ます。後ろEBの場合、体の前にある手が前に出すぎると、縄の位置がズレて足に当たりやすくなります。

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これが、韓国ロープの重さ(軽さ)でうまくいかずに起こったことでした。前の手の位置をサイドスイングから大きく変えずに、グリップを大きく動かすように縄をとらえると、以前のように回ってくれました。


やっぱり、縄のコントロールが苦手なのがここでも現れてますね……。

実のところ、「縄の重みで勝手に回ってくれる感」はインドやアメリカロープのほうが良くて、回している人の技術不足も、ある程度縄の勢いでフォローしてくれる感じがあります。リリースの感覚をつかめたのは、僕の場合、重い縄に変えてみたおかげでした。後ろSEBOOも、そこに助けられていたのでしょう。

どうにも重さが負担になって(重さを扱いきれなくて)韓国ロープに戻していますが、本当はインドやアメリカの重さで回せる技術をつけたほうがいいのかもしれません。韓国に戻したのは、短い縄に慣れてきたのに長い縄に戻すのに似た悪手とも言えます。

そのへんを比べながら練習するのも1つの楽しみなので、結論は先ですが。


後ろSEBOOをまともに練習したのは、インドロープに戻したころでした。

EBを通すときの腕の位置やグリップの向きも、そのころ覚えました。何がベストか今でも断言はできませんが、ひとまず「ダメだ」と言えるのは、回す方向へ引っぱりすぎないことです。

これは後ろSOEBOに挑戦したころ、あまりにこのパターンがひどくて逆に身についた教訓です。縄が軽くても、ムリのない範囲の動きで回せれば ―― とやっているうちに、韓国ロープで今までにない流れで後ろSOEBOが通りました。こんな感じで、もう1回、もう1回……。