今回は「初めての演技のこと」。
大失敗でした……。
とりあえず、動画をどうぞ。
(動画はその後削除したので今は見られません。すみません)
勤務先の校区のイベントで、職員出し物として跳んだときのものです。
曲は、『アンリミテッド:サガ』というゲームの「バトルテーマI」です。
まさかの投光器に照らされてのフリースタイル。
勘違いしていた自分がいけないんですが、当日まで、体育館で出し物をやると思ってたんですよね……。投光器ありでもかなり暗くて、どれだけ自分が「縄を見ながら」跳んでいたかを、痛感しました。
とはいえ、準備運動では、カブースクロスからの後ろCOも、ドンキーも、一発で成功していました。しかし、本番は次々と失敗。暗さを言い訳にはできません。
成功させなきゃ、と思う気持ちにせかされて、気をつけようとしていたことは、ほとんど頭から飛んでいました。ほんとに集中力のない演技でした……。準備運動を見て期待してくださった皆さんには、申し訳ない演技でした。
練習してきた中で、「失敗したときの悪い跳び方」という、ミスを防ぐ大切なポイントがあります。技に入る前に、ワンテンポ置いてでもそれを確かめるのが、練習での課題でしたが、序盤のサイドクロス系の多回旋が前屈みになっていた時点で、すでにポイントを見失っていたようです。情けないです。
ちなみに、地元のケーブルテレビがイベントの取材に来ていたらしいんですが……。
この出し物も撮っていたみたいです。
まさか放送しないよね? 許してください……。
恥ずかしい内容に終わりましたが、それでも満足感はありました。
ずっと練習だけ続けてきた自分のなわとびに、初めて晴れ舞台を与えられたこと。
そして、失敗ばかりの演技でも、歓声をもらえたこと。
お祭りの雰囲気で、失敗はあっても、いいところがあれば盛り上がろう!みたいな反応が本当にありがたかったです。レッグオーバー系はそこそこうまくいったんですが、それよりも、フォームが危なくても、多回旋がミスなく続いたところで歓声をいただけました。
動画には載せてませんが、実はあのあとアンコールが起こりました(笑)。
疲れと予想外で何を跳べばいいかわからず、アドリブでいろんな技を跳んだものの、また失敗するという本番以上の苦行に……。しかも、途中からBGMが再開!(笑) 実行委員のかたが気をきかせてもう一度曲を流してくださったんですが、僕の体力で2週目は無理です(笑)。
ただ、本番ではやらなかったウィンドミルスピンから、再挑戦でTJに成功したとき、大きめに歓声をいただけました。
帰宅してからそのシーンを見たとき、胸が詰まりました。フリースタイルで歓声をもらうことは、自分の夢だったんだと、そのときになってやっとわかりました。
どれだけブログで考えたようなことを書いていても、練習してきた自分を誰かに認めてほしかった。子どもみたいにほめてもらいたかった。
歓声をもらったあのとき、やっとその気持ちが果たされたんだと思います。
きっと、そこが、失敗しても満足できた理由です。幸せな時間でした。
最後に、会ったこともない競技選手を始めとするかたがた、ありがとうございました。
動画でいくつもフリースタイルを見たことが、今回の挑戦につながったと思っています。
なわとび1本で多彩な技を見せる姿が、いつか自分も、という気持ちにさせてくれました。別に誰かのためじゃない、と言われるかもしれませんが、素人が、大会でもない場所でフリースタイルを跳ぶ力になったのは確かです。
いくつも動画を見て、失敗ばかりでも人前で跳べて、僕は幸せでした。
また、学校でフリースタイルを跳ぶ機会を手にしたいです。
自信を持って再生できる演技を残せるように、これからもなわとびを続けていきたいと思います。
失敗ばかりの初フリースタイルでしたが、ご視聴ありがとうございました。
とびまる