とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

466 着地で地面を「けらない」

今回は「着地のこと」。

ドンッ!

体育館のようなフロアで、着地の音は響いて目立ちます。小さい子だと、普通に前とびでも、けっこう音を立てて着地する姿を目にします。

着地するときに、床をけってるんじゃないか?

「大きな音」がするのはここが理由かな、と最近思っています。


まずは、なぜそうなってしまうのか、どんな影響があるのか、考えてみましょう。

大きな音がするのは、ひざのクッションがきいていないからでしょう。軽く着地できる人は、着地するときの衝撃を足だけで受け止めず、軽くひざを曲げて、衝撃をひざまで伝えて逃がしています。

10の音がする衝撃を、100%足だけで受けたら10の音。これを、ひざに50%逃がせば音は5まで下がる ―― と言えばわかるでしょうか。ひざで5の音が鳴るわけじゃなく、音は足だけ。なので音を5まで下げられるのです。

つまり、大きな音を立ててしまう人は、ひざに衝撃を逃がせずに、足を床に叩きつけているわけです。だから「ける」と表現しました。

そして、その影響。

けるとなると、いくらか(人によってはかなり)ひざを伸ばしています。実は、ひざを曲げるのは、衝撃を分散させるだけでなく、「次のジャンプ」の踏み込みにもなっていて、ひざを伸ばしてしまうと次のジャンプに移れません。

ひざを伸ばした着地は、そこからひざを曲げれば次のジャンプができるのですが、これはなわとびです。そのあいだも縄は回っていて、次のジャンプで縄を跳び越えるのがまにあわなかったり、跳ぶタイミングがずれてきたりします。


地面をけらずに着地するには、どうしたらいいでしょうか。

言葉にするなら、「つま先から」「下りる」ではないかと思います。

ひざの使い方をいろいろ書きましたが、ひざが使えていない段階の子に伸ばすなと伝えても、どうしたらいいかわからず固まってしまうでしょう。「下りる」、あるいは、「そのまま下りる」くらいでどうでしょうか。

これでうまくいくと、下りた重みで自然にひざが曲がって次のジャンプにつなげやすいという隠れたメリットもあります。

つま先から …… なのは、足の裏全体やかかとだと、どうしても大きく重みが伝わりやすく、音が大きくなってしまうからです。ひざのクッションと同じで、つま先(=かかとが浮いている状態)なら、かかとの下の浮いた空間で揺れるぶん、衝撃が分散されます。

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理想論も入ってますが、1つの目安で……。

着地で大きな音、の大もとには、跳ぶ動作に慣れていないことがあると思います。見方を変えると、着地をどうしていいからわからないから、「怖くて」急いで足が出てしまう → 地面に強く足が当たってしまう → 大きな音で着地、の流れがあります。

なわとびは「手も足も」の運動なので、着地を意識しづらい面があります。いったん縄を置いて、ジャンプならジャンプだけで練習するのもいいかもしれませんね。

ちなみに、上手な人でも大技の着地で大きな音が出ることはあります。これは、地面をけっているわけではなくて、着地を意識できるほどの余裕がないからです。大技だけに、たいてい大きくジャンプをしていて、落下で足が叩きつけられるからこその音ですね。