今回も「EBのこと」。
最近はEBの話ばかりですが、ひとまず今回が一区切りです。
もともとSEBCOを練習しながら進展していったEBの回し方は、グリップで(特に背中側に気をつけて)直線を作るようにすると縄が張ってよく回るんじゃないかというところまで来ました。
そこで本来跳びたかったSEBCOです。
EBは以前より回しやすくなった感じはするんですが、EBからCに回してくるところで、やけに縄がからまりました。いくつか試しているうちに、EBの縄の角度に原因があるように見えました。
まっすぐ回すか? 斜めに入れるか?
今回のタイトルは、439 スピードの手ごたえ、角度の謎かけ でも同じことを考えています。EB3重みたいに連続してEBを回すならまっすぐが回しやすい。それ以外のSEB系の技は斜めに入れている人が多く感じる。どっちがいいの? で答えを出せず、でした。
今は、SEB系なら斜めがいいように思います。
グリップで直線を作るイメージがついたからです。もっと言うと、そこから縄の軌道をイメージしやすくなったのが大きいです。
この違いが「EBのあと」に影響しているのではないかと……。EBについて細かく書かれたものを読んだことがないので、僕の手の動かし方にクセがあってこうなるだけかもしれません。
ひとまず、EBを回せても、そのあとがネックにならないようにするには、回し方に違いをつけるのが1つの解決だと感じました。それはそのまま、回し方ってどっちがいいんだろう? という疑問の答えでもありました。
そして、これはまだ、EBの回し方の新たな入り口にも思えます。
前回、縄を張ってみること(EBならグリップで直線を作ること)が縄を作る「手始め」かもしれないと書きました。EBを入れる角度でも、同じだと思います。
斜めがよさそうと書いたものの、うまい人は、SEB系の技でもまっすぐぎみに入れて回せています。それならまっすぐでいいように思えますが、感覚もつかめないうちにその段階に進むのはあやういでしょう。
上のイラストだと、見方によっては斜めに入れるEBは大振りに見えますが、からまるよりはマシです。そうやってEBの入れ方を身につけるのが「手始め」。そこから技術をつけていった結果、まっすぐでもSEB系の技を回せるようになるのだと思います。
単に自分のクセのせいかもしれないので、体験談レベルの話ですが……。
EBは、今のルールだとだいぶ「おとなしく」なりました。
SEB系の技は、EBでレベル2が取れた旧ルールで、数年のあいだ大会で猛威を振るっていたそうです。実際、その時期の動画ではSEB系をばんばん跳んでいるのが見られます。できなきゃ話にならないタイプの技だったみたいですね。
今さらそういう技術を追うことができても …… ですが、EBを「制限系」の手始めと考えるなら、まだできることを広げていけそうな気がしています。