とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

477 デザインドールが宙を跳ぶ

今回は「3Dモデルのこと」。

イラストを描くときに3Dモデルを参考にすることがあります。

最近だと、475 疑惑のフラミンゴ でEBトードを描いたときに使いました。単縄も大半の技に1つ1つ動画があるので、それを模写すればいいんですが、細かいところで思ったとおりに …… と思うと、自由に動かせる3Dモデルは便利です。

この、ほしい瞬間を「作ることができる」のは大きくて、絵を描くのが苦手でも説明その他に使えるんじゃないかなという話。


僕は「DesignDoll」というソフト(の体験版)を使ってます。

単純に検索の最初にあったソフトで、思えばずっと体験版のままですね……。保存したデータを開けないなど制限はありますが、ちょっと描いてみようかなと思ったシーンでポーズが見つからないときに、ポーズをとってもらっている感じです。

僕は想像でいろんなポーズやアングルを描けるほど腕はないので、ちょっといい感じに描けているように見えたら、動画か DesignDoll で作ったモデルを見て描いてます。

3Dモデルが使えるように聞こえるのは、僕がブログでイラストを描いているからだと思われるかもしれません。使い方としては「デジタルのデッサン人形」ですし……。ただ、イラストを描かない人でも役に立つ場面はいろいろあると思います。


たとえば、上で書いた「説明」で使うとき。

撮影できる環境があれば、自分で撮るにしても他人を撮るにしても、たいていの技・動きを自由に撮影できます。ただ、人間、なかなか空中で止まることはできないので、ここは空中でも動かせる3Dモデルが便利です。

いいのは、一度作ると、自由に角度を動かせる点です。

これ、実際に見本で跳ぶ人にやってもらうと、撮影者が場所を替えながら何度も跳んでもらうか、逆に複数台のカメラで別角度から撮影する必要があります。

動きの流れとなると、実際に跳んでもらうほうがわかりやすいんですが、「瞬間」をとらえると、3Dモデルも使いどころがありそうに思えます。なにせ、ずっと空中で止まっててくれますからね。角度を変える・拡大・縮小が自由です。

僕はブログでいろんな技にふれていますが、自分の動画をお手本に出してはいません。腕前に自信がないこともあって、イラストに使っているのは、だいたい誰かの模写か想像で描いたフォームです。

この前描いたのがEBトード(後ろですが)だったので、今回はインバースで。

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こんなふうに、実際に撮影できる見本がないときに、代役を3Dモデルに頼ることもできるでしょう。動かしてみると、「足はどこまで上げる?」「手の角度は?」と考えないと形にならないので、確認するきっかけにもなります


DesignDoll は手軽に見つかった例なので、他にもいろいろあると思います。

服を着せて、縄も握らせるくらいなら、一般ユーザーでも作れる環境は整っています。実際の動きに似せて動かすとなるとハードルが上がるようですが、上で書いたように、どちらかというと動きの流れより「瞬間」がほしいときに使えるイメージです。

コロナウィルスの影響下でなわとびが広がりつつあるのを見て、フォームの確認で見ていた3Dモデルに出番があるとしたらどこかな、なんて思って取り上げました。なわとび好きな子なら、図工の実技課題として使うのもいいかもしれませんね。