とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

537 ねじれは手首が生んでいた?

今回は「ねじれのこと」。

ずっと、縄のねじれに悩んでいました。

いろいろ書いてきて、ねじれの直し方を求めてこのブログを見た人も多いみたいです。今回は、タイトルのように、手首の動かし方がねじれにつながっているのではないか? という話。


交差で縄と縄が近すぎるからからまる。

これは 517 ねじれとコンパクト  で書いた話です。いわゆる縄の接触によるアクシデント。昔、友だちがよく口にしていました。縄と縄、縄と体 …… なわとびは、縄がどこかにふれてしまったらアウトです。

では、その接触はどうして起こるのでしょうか。

グリップの向きが開いていないからではないか? ―― そう思ったのは、前回、おおなみこなみの最後でクロスフリーズのポーズをとったときです。

ゆっくり動かしていると、交差が細め(グリップが前を向いて角度が小さめ)だと縄が接触してねじれはじめ、交差が広め(グリップが横を向いて角度が大きめ)だと縄が接触することなく、ねじれにくい状態でした。

交差を広めに作った状態で、じっと縄の様子を見ていると、ねじれそうにはなるのです。ただ、それを手もとで感じた自分が、わずかに縄を横に引っぱって、ねじれを防ごうとしていました。

そうか、と思いました。グリップを横に向けるということは、それだけ縄を横に引っぱり、ねじれそうな縄に開く力を与えることなんだ ―― と。

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体が右に傾く自分のクセが影響していると、かねがね思っていましたが、それはグリップの傾きでもあります。極端な話、アナログ時計の3時の形くらいに傾くときもあって、真横・水平に比べれば、どう見ても内側にせばまった位置。

横に開く力が足りないので、クセがつくほど縄はねじれていきます。


回すときも同じことが考えられます。

縄にかかる遠心力は、基本的に外向きです。なので、回せば、縄の作る輪は外側に広がって、ねじれそうには思えません。ですが、交差とか、サイドスイングとか、「縄の作る輪」がせまくなる場合はどうか?

こういうとき、グリップがあまり広がらないと、縄と縄が近くなって接触しやすくなります。縄の作る輪が広がらないからです。

輪が細いと、遠心力でねじれる勢いまで強まるのかもしれません。開きながら回せば、輪にふくらみをもたせて、ねじれを抑えながら回せるイメージが今回わきました。


話を最初に戻すと、これをコントロールしているのが手首なんだろうな、ということ。

手首はグリップの角度を作ります。縄の輪を広げるような角度を作り、広げたまま遠心力を受けられれば、ねじれもそうそう起こらないのでしょう。変にひねったら、縄が広がっていてもダメでしょうけど……。

以前に比べれば、最近は冬場でもねじれが減ってきたように思います。すこしは、手首の角度がよくなってきているなら、うれしいです。