とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

642 交差の前にOがある

今回は「交差のこと」。

「交差に入る前の縄」をきちんと回しましょう、ということです。

交差って、形が崩れやすいフォームです。普通は腕を開いて回す縄をわざと変形させているので、いろんなミスが起こりやすい。それで、交差の作りかた(入りかた)とか、逆に交差からの開きかたとかがポイントとして解説されることが多いです。

それとは別に、交差に入る前段階も大切だと思います。


ここがいい、と思うのは次の3つ。

1.縄の張りが交差の準備になる
2.交差に入るまでの余裕ができる
3.交差が回ってくるまでの余裕ができる

1は、縄が張っているほうが形を作りやすいということです。縄が崩れにくく、交差するときに接触してもからまらずに持ちこたえやすい。

そのために、縄をきちんと回すには、手・腕をきちんと動かすこと。交差に入る前だと、手・腕をすこし上にあげるくらい動かしてもいいでしょう。

2は、縄を上まで回せば、交差に入るまでの時間が伸びるということです。わずかですが、そのちょっとした時間が余裕を生みます。

上に回すのが弱いと、縄が早めに前まで回ってきてしまうので、交差も早めに作らないといけません。自分の中で「確認」しながら回せる時間が短くなるわけです。そのぶん、見落とし = ミスにつながりやすいと言っていいでしょう。

3は、2からの流れです。落ち着いて作った交差は、自分で跳ぶタイミングをはかりやすい。交差するときに手・腕を動かして縄をコントロールできればなお良しです。

これが余裕なく早めに作った交差だと、コントロールしづらくて、回ってくる縄になんとか跳ぶのを合わせるような状態になってしまいます。バランスやタイミングが崩れるので、続けて跳ぼうとするほどつらくなるでしょう。


準備・助走に似ている気がします。

走り幅とびと立ち幅とびでどちらがより跳べるかといえば、助走のある走り幅とびです。立ち幅とびは反動を使ってやっと跳べる。縄を上に回すのは、交差のための助走に近いイメージがあります。予備跳躍もこれに近いですね。

逆に、ちょっとの動きで交差をきれいに回せてしまう(ように見える)人は、立ち幅とびのように、ほぼ止まった状態から体で反動をつけられる人、という感じがします。

あれですね、『るろうに剣心』の斎藤一の「牙突(がとつ)」と「牙突零式」の違いみたい。走りこんで突くか、その場で上半身の撥条(ばね)のみで繰り出すか。

なわとびだと、勢いがついたぶん、タイミングをとらえるために一瞬手の動きをゆるめる、ブレーキングの技術が必要な感じもします。サイドスイングのない、通常の3重あやだと、この技術をいかに使えるかで変わりますね。特に、続けて跳ぶと、2回目、3回目の入りに難しさがある一方で、そこを超えれば回数が増えるのが見えていて楽しいです。

次回は、タイトルの「O」について。