■ 切れた縄の補修。もったいないのは?
今回は「縄のこと」。
冬はロープ交換の季節。
冬休みはアクセス数が増えるので、ひさしぶりにアクセス記事情報を見てみると、技系に集中している中に、切れた縄関係のタイトルがちらほら。やっぱり、直してもうすこし使いたくなるんでしょうね。
僕も年末に切れた縄を替えました。公園の地面で跳んでいると土の細かい粒子で傷つくし、ミスって靴に当たるのもわずかな傷につながっているのかもしれません。寒い冬に固くなった縄は、ここぞとばかりに切れやすくなります。
切れた縄の補修については、あれこれ書いてきました。結局、ビニールテープで巻いて補強するのが手軽です。縄の寿命もすこし延びます。 ―― が、しかしです。
ロープのしなりを阻害するデメリットがあります。
たとえばあやとび。交差から腕を開こうとすると、交差してできた輪がリットル記号のように細くなっていきます。このとき、縄の先がテープで固く巻かれていたらどうなるか?
ちょっと「ぐねる」んですよね。
テープで固くなった部分で縄がしならずに行きどころを失います。縄が開くことは開きますが、テープ部分だけ急に反転するような動きをします。本来徐々に広がるように形を変えるはずが、強引に方向転換するからでしょう。届けようとした動きとタイムラグが生まれているとも言えます。
実際、ロープ交換してよくわかりました。交差もリリースも扱いやすさが段違いでした。
実は、傷みはじめた縄は、5か所近くテープ補強していました。5か所でぐねりが出るということです。交差でわずかにブレを感じますし、リリースも手もとに返ってくるタイミングがズレてる感じ。
なので、あまりテープ補修でねばるのもよくないのでしょう。
縄の動きに違和感があるということは、本来のスイングと違う状態で跳ばないといけなくなります。わざわざ慣れた感覚を変えて練習する必要はありません。縄の長さや重さを変えてみるならともかく、補修を繰り返した縄は基本的に劣化素材です。
慣れた人でもそうですし、まだそんなに上手でない子だって、おかしなクセのある縄で練習したら余計に引っかかって上達しづらくなります。上達どころか、うまく跳べなくてイヤになって、気持ちにすら悪影響が出そう。
傷みはじめた縄は、なまじ切れてない場所のほうが大半でもったいない気はしますが、それで不器用なスイングを続ける時間のほうがもったいないと思います。

昔、テープ補修した縄で跳んでいる人の動画を見ました。
なかなかそういう縄で動画公開してる人も珍しくて記憶に残ったんですが、さらに珍しかったのは、補修部分に「玉」ができていたことです。
円筒状にテープを重ねるのではなく、切れた箇所に集中して四方八方からテープを巻いたような補修でした。今思うと、補修部分の長さが短くなるぶん、ぐねりを抑えられるような巻きかたなのかもしれません。力学的に縄の変形に違いがあるのかわかりませんが……。