■ ジャンプリリースの基礎にあるのは
今回は「リリースのこと」。
2回転リリースができるようになりました。
今までずっと3回転リリースで、30秒リリースもミス込みで10回ちょっとだったのが、これで20回まで届きました。5年くらい普通のキャッチすらできなかったのを考えると、この1、2年はずいぶん進歩したと思います。
ここまでくると、やってみたくなるのが「ジャンプリリース」。跳びながら縄をリリースさせて、着地までにキャッチして縄を足の下に通す技です。
このタイミングで出てきたのは、2回転リリースでないと回しきれないからです。ジャンプリリースは言いかえれば「リリース○重とび」です。3回転リリースだと1回跳ぶあいだに3回リリースを回さないといけません。普通の3重とびでもたいへんなのに、それをリリースでやれるわけが …… という流れでの2回転リリース。
挑戦して、ようやくそれっぽいのが跳べました。試しながら気づいたのは次の3点です。
1.跳びながらリリースできない
最初はここ。まるで回せませんでした。足の支えに頼っていたからではないかと思います。
リリースができるようになったのは、自分の体のクセで回転がブレていたのを修正していった結果です。回す手に集中できたのは、ブレないように体を支えていたからで、支えていたのが地面に着いた足でした。
そこを頼りにできないジャンプリリースでは、体の軸をブレさせずに、なるべく手だけでリリースを操る技術がいる感じです。
最初の回転をしっかり山なりに作ると(僕の場合は)うまくいきました。縄は物体なので、いくら回していても自然落下します。重力に負けないように回転の最初を落とさないようにすると、上下に広く回ってくれました。
2.跳びながらキャッチするために
ジャンプリリースとリリース to Oの中間くらいから始めるといいと思います。
2回転なら、リリース to Oだと2回転して戻ってくるところでキャッチして跳びますが、最初の1回転ではまだ跳ばず、もう1回転のところでジャンプして取ってみると、なんだかそれっぽいキャッチになります。
それっぽい、というのがあいまいなようで重要で、「ジャンプリリースに近づいた感覚」を得るだけでも大きいです。
ちなみに、サイドスイングの成立・不成立の話でふっくんの話を引用したことがあります。同じ話にこういう一文があります。
・リリースから前とびはほとんどの人が空中で取ってないのでレベル3
ちゃんと空中で取ることが、ジャンプリリースでのキャッチの感覚につながると思います。
3.リリース中は手を出さない
練習中、キャッチに伸ばした手が回る縄に当たって終わることがたびたび……。
普通のリリースなら、最後の回転で手を出しています。つまり、戻ってくるグリップを「待っている」んですよね。
ところがジャンプリリースだと取るタイミングがわかっていないからか、待たずに手を出して取ろうとしてしまいました。リリースは、縄をうかがうことも必要なのだと思いだした気がします。
ジャンプリリースについて書かれた文章はあまりないと思います。
マスターしたわけではないので、今の段階の覚え書きに近いですが、こうして見ると、ジャンプリリースと言いつつ、そもそもリリースで気をつけることは …… のような話にも読みかえられますね。
ジャンプリリースもリリースなんだなあと思いました。発展の元には基本が、さらに基本の元には基礎があるんでしょうね。