とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

697 3重とびから4重とびへ

■ 予備跳躍と腕を広げる技術

今回は「4重とびのこと」。

だいぶ4重とびを跳べるようになりました。

今でも1回だけです。ただ、3年前に跳べたころから、跳べる日もあれば跳べない日もあるような、ブレの大きい技でした。

実は、明らかに変えた部分があって、予備跳躍を[2重とび2回 → 4重とび]から、[2重とび → 3重とび → 4重とび]の階段式にしました。そして、腕をもうすこし広げぎみにしたこと。

このあたりから見えてきた技術話です。予備跳躍の変化が大きいとは思うんですが、「腕を広げるフォーム」に話はまとまっていきます。


まずは予備跳躍に3重とびを入れた理由。

2重とびだと勢いが弱かったからです。それで跳べてきましたけど、1段とばしてギアを4重まで入れる動きは、僕にはなかなかつかめませんでした。

このへんはタイミングをつかむ技術だと思います。ずっと[2重とび2回]だったのも、3重とびを入れるとタイミングが崩れがちだったからで、これは体のバランスが崩れるからでもありました。

変われたのは、4重とびと並行して、ずっと連続3重あやの練習をしてきたおかげでしょう。サイドスイングなしで3重系の技を切り替えるタイミング・バランスをつかめてきました。こういうとき、間(ま)が必要と言われます。僕の場合、ジャンプのタイミングでもあるかなと思いますが ―― これは次回書く予定。

ジャンプがポイントとは言いつつも、そこに合わせて回す技術も必要です。


そこで調節したのが縄の短さ

長さ、ではなく、短さです。やっぱり4重とびだと短いほうが回しやすい。これまでは縄の結び目で調節していました。多いときで左右2つ、計4つくらい結んでいたと思います。

今も結んではいますが、1つか2つです。結びすぎると、その短さに縄が固定されて、回すときの上下の余裕がきつくなります。これは、回しかたや跳びかたに制限がかかるのと同じです。うまくいけばいいのですが、ダメなときは頭や足に当たりまくって、小さな傘(かさ)で強い雨を防ぐようなものでした。

それで、腕を広げるフォームに調整しました。腕を広げると、縄が横に張るために上下の回転が短くなります。自分で短さを調整できるわけです。ただ、ひじが体から離れるほど通常の回しかたより回しづらくなるので、手首からグリップの先で縄を振る技術のウェイトが強まります。

上手な人も、5重、6重とびになってくると、ある程度腕を広げている印象です。グリップの先を回すのに慣れたおかげか、こういう腕を広げるフォームにもようやく移行できました。


4重とび、当初は「上へ」がポイントでした。

天を衝(つ)くように回す、肩から持ちあげるように跳ぶ。これで勢いや滞空時間を増やしていました。今思うと、上下に長すぎて、ロスもある回しかた・跳びかたです。特に回しかたは、上下に広がるひし形が弱まると(少なくとも僕の4重とびでは)回しきれません。

腕を広げて回す技術に慣れて、3重とびを予備跳躍にはさむこともできたので、良くなったのかなと思います。上手な人のように4重とびでも上下に細く回せれば …… と思いますが、今はここまで。

イラスト:空中で腕を広げぎみに回す男の子。背景に、大きく「3」から「4」へ矢印が向けられ、下部に「Triple」と「Quadruple」の文字が3つと4つの角に縁どられている。

3重とびから4重とびへ

40代も半ばが近づいているので、いつまで4重とびを跳べるかな……。ジャンプ力が落ちていたとしても、今が最高峰です。