とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

276 サイドスイングのどこで跳ぶか?(2)

今回は「ジャンプのこと」。

サイドスイングが上がると同時にジャンプする。

「体も縄も上がる」ので跳び上がりやすいのでは――と書いたのが前回の話でした。

僕はこれまで、空中でサイドスイングまでちゃんと回して技を跳ぼうとすると縄を回しきれなくて、足が地面に着いた状態でサイドスイングを回してました。サイドスイングをごまかして、滞空時間が短めですむような跳び方をしていたということです。


改めてサイドスイングの跳び方を意識してから、気づいたことがあります。

サイドスイングをごまかすと、ジャンプしづらくなる。

足が地面に着いたままサイドスイングをすると、技に入るときには縄を振り下ろす状態になります。そこから跳ぶわけです。これは、なわとび特有の「体は上がるのに腕は下がる」という反する動作です。

サイドスイング始まりの技をやるくらいなら、それくらいでジャンプしづらいなんてことはないかもしれません。でも、自分の感覚だと、上半身に力が入りすぎて、ジャンプをじゃましてしまうと思いました。

045 ジャンプを押さえていませんか?
218 TJは跳んでからトード

このへんで書いた話ですね。特に、サイドスイングのあとで複雑な多回旋が入ってくると、身構えて肩や腕に力が入って、跳び上がる力を押さえつけてしまう状態になりがちです。

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せっかくサイドスイングをごまかしてでも跳ぶのを遅らせたのに、いざ跳ぶ段階で体に抵抗を作ってしまっているのです。

「体も縄も上がる」ようなタイミングにすれば、力が入ったとしても、ちゃんと上に跳べたところで起こる話なので、まだ高く跳べる=技を回す滞空時間をかせげる、と思います。


なわとびを突き詰めると、一番大切なことの1つはジャンプの質なんでしょうね。

今回の話だけ見れば、サイドスイングでジャンプの質が決まるといってもいいかもしれません。

まあ、これは、自分のように力んでしまう人の話なので、技をちゃんとできる人なら、力むこともなく、自分で自分のジャンプのじゃまをすることもないでしょう。「保証されたジャンプの質」みたいなものですね。

ジャンプの質が良くなっただけで技が跳べるわけではなく、縄の勢い、手首の角度、手を移動するタイミングなど、他にも押さえないといけないポイントはあります。

それでも、サイドスイングに連動したジャンプをうまくできれば、他のポイントを考える余裕も持てるんじゃないかな……と、今さらのように思っています。