とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

489 2重とびの前にひざを曲げる

今回は「2重とびのこと」。

思ったより4重とびが身についてきました。

このまえの休みには、5回成功しました(もちろん連続でなく単発で)。2重とび2回から入っていましたが、2重、3重、4重と階段式に跳ぶこともできました。大技は、成功してから「ねらって跳べる」までが長いのですが、今回はずいぶん早く安定しつつある気がします。ポイントが限定されていて、押さえやすいからでしょうか?

さて、そのポイントの1つだったジャンプ。4重とびで使えたなら他の技でも …… と思ったときに、ある動きでつまずきました。

サイドスイングです。縄といっしょに肩から上をぐわっと上げようとすると、サイドスイングが最初にあるとき、どこでその動作をすればいいの? という疑問で動きが止まります。


最近、参考になったのが、おかもんさんの解説動画。

[楽しもう!なわとび] 2重とび3重とびの正しいサイドスイング

いわゆる「サイドスイングが成立している・いない」問題もふまえて、ここでは「縄が上がったときにひざを曲げ、サイドスイングを回すと同時に跳ぶ」という流れで、サイドスイングを回したときにはたしかに跳んでいる状態を作っています。

4重とびとは別に、サイドスイング始まりの技で、このタイミングを参考にしていたのですが――。最近つかんだジャンプのタイミングは、縄を上げながら肩から上をぐわっと上げているのです。これでは、ひざを曲げるすきがない……。

前回も書いたのですが、やっぱりタイミングが違うのでしょうね。今の自分の跳びかただと、サイドスイングが地面を打って縄が上がるところで、肩から上がぐわっと上がっている感じ。絶対にサイドスイングの成立にこだわる必要はないのですが、それでも、できるものならきれいなタイミングで跳びたいです。まだ練習は必要ですね。


ところで、ここからが2重とびの話です。

「縄が上がったときにひざを曲げる」。これ、2重とびで早く跳びあがってしまう子へのアドバイスに向いていると思いました。

跳んでからようやく回しはじめるパターンです。359 跳び上がりながら手を叩く で書いたことがあります。縄が回ってくるのを待っていれば、1回跳ぶあいだに、実質 1.3回転くらいで2重とびができます。でも、跳んでから回しはじめてしまうので、まともに2回転分必要になってしまう。なので回しきれない …… という話。

「縄が来るまで待って跳んでみよう」で、うまくいった子もいれば、難しかった子もいます。うまくいかなかった子は、縄が失速したり、回ってきた縄を回すことに必死で跳びあがれなかったり、タイミングを合わせるのが苦手な感じでした。

ここで、縄が来るまで「待つ」タイミングをつかむために、ひざを曲げるのがわかりやすいと思いました。ただ待つだけでなく、ジャンプの準備にもなっているのがポイントかもしれません。ひざを曲げると「ジャンプのため」を作れます。

f:id:tobimaru-jdr:20200625222217j:plain
おもしろいのは、この動作が自然に、縄が来るまで「待つ」状況にもつながっていることです。ひざを曲げて体を沈みこませていれば、跳びあがれませんからね。

このあとの、跳びあがりながら縄を2回回す動きには、また1つ別のタイミングが必要かとは思いますが、「ため」があることで思いきって回して跳んで、成功につながる子も出てくるのでは……。

サイドスイングの解説からイメージした話ですが、2重とびの伝え方がまた1つ広がった気がします。