とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

508 後ろSOCLが長すぎる

今回は「後ろSOCLのこと」。

後ろSOCLが跳べない……。

昔からこれだけが異様に苦手です。3年くらい前には、もう1回旋多い後ろSOCLOが跳べる寸前だったのですが、逆に、そのころから本格的に跳べなくなりました。最近、ここ1年くらいの気づきを思い返しながら気づいた話です。

1.足の下に入れる手のほうへ縄がそれて、足の下すら通らない。
2.でも、後ろSCLOはわりと成功する。
3.後ろOCLなら跳べる。

この3つが僕の状態です。なぜこうなるのか? どうすればいいのか?


・グリップを足の下に入れすぎ

縄がそれる原因は、たぶんこれです。

腕の引きすぎ、グリップの角度。この手の失敗で、いろんな技で縄がそれていたことを考えると、後ろSOCLでも、失敗の根っこは同じように思えました。

後ろSOCLで手を入れすぎると、フォームが崩れ、それに合わせるように、グリップを横にずらすように動かしていることになります。縄を回していないのです。もうすこし詳しく見るなら、回ってはいるけれど、

 足の下に引っぱる力 > 回る力

こういう力関係のせいで、縄が足の下の手側にそれてしまう ―― という状況ではないかと思いました。フォームが崩れれば、回る角度も崩れてしまいます。


これは、「手の動きが長すぎる」とも言えます。

足の下に入る手って、サイドスイングの段階から見ると、けっこうな距離を動いているんですよね。僕の場合、足の下に入る右手は、左でサイドスイングして、体の右側に回って1回O、それからCLのためにまた左サイドに向けて足の下へ滑りこみます。

その一連の動きで、勢いを止められないまま足の下につっこんでいるから、入れすぎになるのだと考えるとうなずけます。そりゃあ、フォームだって崩れます。

何かに似ていると思ったら、前のSEBC。あの技で、背中から前の交差に動いてくる手を抑えきれず、縄がそれまくったことを思い出します。やはり、原因というのはどこかで根っこがつながってますね……。

ここで最初に2で書いた「後ろSCLOはわりと成功する」。

すぐCLに入る場合、手の動きはSOCLに比べて「短い」と言えます。勢いをつけすぎたら同じように手の入れすぎになりますが、適度に力を入れるぶんならSOCLのような縄のそれかたはしません。だから、後ろSCLOのほうが縄が通りやすいのでしょう。

3の「後ろOCLなら跳べる」も同じ。サイドスイングのぶんだけ手の動きが長いかどうかで、足の下の手が入れすぎになるかどうかにつながっていた ―― というわけです。


対策で考えたのが、「グリップの位置を決めてしまう」ことでした。

そこまでしか腕も伸ばさない。回し方とかそのへんの技術から逃げるような方法ですが、まずはダメなところをなくすのを優先しました。

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案外これで動きがコンパクトになりますね。

もともと強引に手を突っ込んでいたので当たり前なんですが、「これくらいの動きでCLが通るのか!」という実感は、いざ縄が通ってみると最初は驚きでした。

昔、298 後ろCLも手首は下か で足の下に入れている右手を下に向ければ、それ以上右手側に縄がそれることなく通ると書いていました。今思うと、手首の角度というより、そこでグリップを止める(=入れすぎない)のが重要だったのかもしれません。

次回は、後ろOCLとの違いでもう1つ……。