とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

203 EBとCLと背中の手

■ 背中の手の位置から考える

今回は「EBとCLのこと」。

EBとCLのフォームで、共通するのは背中の手です。

イラスト:「EB」「CL」と大きく書いた下にそれぞれのフォームを後ろから見た絵。それぞれの背中にある手に矢印が伸び、イラスト下部に「背中の手」と書いてある。

どの位置が回しやすいのか?

自分の左右の手の組み合わせはこちらです。逆はあまりできません。右肩のほうがうまくねじれなくて、EBとCLはほぼこちらでやってます。

この2つの技、EBで覚えた基本が、CLでいかされる関係にあると思いました。


そう思ったきっかけは、EBでもらったアドバイスでした。

「背中の手をもうすこし下げたほうがいい」

先日、粕尾将一さんに会ったときにいただいたアドバイスの1つです。背中の手(上のイラストだと左手)が高かったようです。

なるべく左右の手の高さがそろったほうが、きれいに回せるということでしょうか。

前にある手(イラストだと右手)は負担が少ないので、自然と前回しのように腰のあたりまで下げて回します。背中も同じくらい(腰のあたり)にしないと、左右の手の高さがズレて、縄の軌道もズレやすそうです。

それで、CL系の練習をしているときに、背中の手の位置のことを思い出したのでした。


CLも、背中に手があります。

EBと違うのは、もう一方の手(イラストの右手)をおしりの下に入れて回すところ。左右の手の高さが違いやすいフォームですね。

EBのように、CLも背中の手を下げればいい ―― かというと、そうでもありません。

CLのときはかがんだ姿勢になるので、背中は垂直というより地面に水平です。つまり、EBのように背中で(背中にそって)手の位置を変えたところで、高さはそこまで変わらないわけです。

変わるのは「前後」でしょう。背中の手を下げるというのは、CLの場合だと、手を後ろに移動することになります。

そうすれば跳びやすいのか……?

どうなんでしょう。CLは苦手なほうなので、よくわかりません。自分で試しても、背中の手がどこにあれば上手に跳べるのか今ひとつです。手の位置がわからないから苦手、と言ったほうが正確かもしれません。

見本で跳んでいる動画を見ると、CLのとき、背中の手を腰くらいまで下げている感じはしません。EBと違って、背中の上に乗ってます。CLは、背中の手を下げるのが基本、というわけでもないみたいです。


実のところ、僕は背中の手を下げると体が苦しいです。

アドバイスをいただいてから繰り返し試していますが、残念ながら慣れでどうにかなる感じはしません。連続でEBを跳んでいると、左のわきの下周辺がひきつってきます。ただ、縄が安定するので跳びやすいのはたしかで、せめて負担のかからない角度を探して慣れるのがいいのかな、という感じです。

CLも同じですね。こちらは、他の人もそんなに背中の手を下げている様子ではありません。ムリに背中の手を下げなくてもいいけれど、ベストポジションはあるかもしれない、でも体がラクな場所で「跳べる」ことが最低条件 ―― そんなところでしょうか。

背中の手を通じて、EBとCLがつながって見えた話でした。