とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

403 ぬくなわ

今回は「季節のこと」。

なわとびは、この時期が一番跳びやすい気がします。

暖かいと、体も動かしやすいです。なわとびは冬の運動の定番ですが、冬は寒くて体が動きません。この冬は暖冬と言われていて、僕の住んでいるところでは一度も雪が降らない冬でしたが、それでも寒い。

冬に4重系をずっと挑戦して、コツをつかみかけつつ跳べなかったのが、最近はけっこう跳べています。あれだけ跳べなかったTJOも、跳び方はぎりぎりでも、なんとか勢いよく縄が足の下を通っていきます。

体が動いているのがわかります。


上で、「なわとびは冬の運動」と書きました。

ラソンなども同じで、寒い時期に運動量が少なくなるのを防ぐ(運動量の確保)などが理由のようです。

でもこれって、基本的に子どもの話ですよね。冬場の学校の運動の1つとして行うもの。なので、なわとびは基本、子どもの運動になります。

じゃあ大人ならどうか、と考えたとき、寒くても体が動くかどうかはかなり大きいと思います。

30代の途中から単縄を始めてよくわかったのですが、体が動きはじめるのに、だんだん時間がかかるようになりました。休みに楽しみにしていた練習を始めても、どこか体がぎくしゃくしていて、エンジンがかかりません。

これが寒い時期だとなおさらです。風の強いこの地域だと、ずっと寒風にさらされて体があったまるヒマがありません。「冬の運動」とか言ってる場合ではありません。

子どもならエンジンがかかるのも早いのです。だから冬でもいろんな運動に持ち込めます。でも大人は ―― 。特に、30を超えて、だんだん体が動かなくなってくる大人には、なわとびはもう、冬のスポーツではありません。


もはやおっさん視点の話ですが、春がいいと思うのは、そういうところからです。

体が動けばケガもしづらいし、技も通って気持ちいい。

冬場にあれだけ跳べない回らないと苦労していたのがなんだったのかというくらい、最近は調子がいいです。調子がいいといっても、元の技術は相変わらずなので、思うように跳べているわけではないのですが、それでも動きが違います。

縄もそうで、寒くて固くなる時期を過ぎると、回り方もスムーズな気がします。

体も縄も季節を問わず動かせる人なら、そんなに感じないことかもしれません。でも、小学校で働いていると、やっぱりなわとびを求められるのは冬場で、しかし自分の体は満足に動かなくて ―― という場面は何度かあります。

もうすこし技術が複雑化してくる単縄ならなおさらです。単縄はオールシーズンでやっていますが、一般的な短縄は相性の悪い冬場が本番。この「季節の差」は年をとるにつれて、年々実感してきました。

あったかい時期に、いろいろ跳べたらなと思います。

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