とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

559 片足踏みきり禁止令

■ 両足で踏みきってからフォームを作る

今回は「TJ系のこと」。

だいぶEBに慣れてきたかな …… と思って、今度はEBトードを練習しています。

SEB始まりの4重系をずっとやってきたので、EBトードはEBTJ4重で挑戦。過去に成功はしたので、今ならもうすこし跳べると思ってました。ところが、回しきれません。最後のOが間に合わないのです。

回し方か……? としばらく考えていました。EBも苦手で回し方がしっくりくるまで時間がかかったし、EBトードは足をあげるぶん、フォームも軌道も違ってくるでしょう。


でも、あるとき気づきました。ジャンプだと。

両足で踏みきれているか?

そう思ったのは、着地する右足が痛かったからです。トード系は、上げないほうの足(僕なら右足)に重みがかかっても仕方ありません。でも ―― と思ったのは、自分には体が右に傾くクセがあるからです。

EBもEBトードも、僕は左サイドスイングから右に回して跳びます。右にブレやすい条件ができあがっています。問題は、これがちょうどジャンプのタイミングだということ。跳ぶ直前あたりで動きを止めてみると、たしかに右側に体重が乗っている……。

つまり、片足で跳んでいるのに近い状態だったのです。


TJ系は片足で跳んでしまいがちです。

想像がつくと思いますが、技構成に足を上げるトードが入ってくるので、足を上げるのが早すぎて片足踏みきりになってしまうのです。

イラスト:EBTJを跳ぶときの様子2枚。左は両足で跳んでいて高さもあるので跳びやすそう。(上げる足も残す足も地面を蹴るマークが2つ) 右は片足で跳んでいて低くて跳びづらそう。(残す足が地面を蹴るマークが1つだけ)

両足で跳べているか?

跳ぶ前にフォームに入ってうまくいかない感じでしょうか。 218 TJは跳んでからトード で似たことを書きました。

ジャンプは両足で跳ばないと、ジャンプ力 = 滞空時間をかせげません。

EBTJ4重のことを考えてみると、近い技にSEBOOやTJ4重があります。SEBOOは前後交差でも片足を上げる必要のない両足踏みきりの技ですし、TJ4重は片足上げでもだいぶ両足踏みきりに慣れて跳べる技になっていました。

でも、EBTJ4重はまだ不慣れで、TJよりもEB姿勢の傾きが強くて、上のように片足踏みきりになる状況が起こりやすくなります。だから、滞空時間が作れずに最後まで回しきれないのです。これを回し方がうまくいっていないと考えてしまったのが、停滞の原因だったのかなと思いました。


このへんは、前回のようにイメージしてみても、跳べるイメージにつながりません。

すこしだけ筋肉を動かしながらイメージした時点で、早めに足を上げていたり、EBトードで体が傾いたりするのがわかるからです。ここで、両足で、まっすぐ跳ぶイメージを上書きするのが、今の練習の1つでもありますね。

ジャンプのことばかり書きましたが、EBトードは足の下にくいっと回す感覚や、後ろに足を曲げても縄を引っかけない軌道など、回し方でも気をつけたい部分があります。ジャンプを確保しつつ、回し方も改善していきたいです。