とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

136 バーニング&ターニング

今回は「回す技術のこと」。

多回旋は「ためて一気に回す」といいと教えてもらったことがあります。

たしかに、上手な人の動画を見ていると、跳んでからの縄の回転が速いです。とにかく速いです。まるで縄の勢いで浮いているようにすら見えます。

かといって、思いきり腕を回しているようには見えません。なわとびを続けると、だんだんと「縄に力を伝える」だけで縄が回ることに気づきます。イメージとしては、肩から手首、指先へと力を伝えて、伝えた力を縄の遠心力につなげる感じでしょうか。

上手な人は、これをコンパクトに、素早く、行っているのだと思います。


前回、縄に一定の勢いを持たせるのが課題だと書きました。

一気に回す技術にも言える話です。

力強く回せば縄が一気に回るか? たぶん違うと思います。それは強引に縄を揺さぶっているようなもので、回す中で、どこかで縄に「ゆがみ」ができてしまいます。縄に伝える力にゆがみが生じやすいからですね。

細かいタイミングになりますが、縄がピンと伸びる瞬間に合わせて力強く回せるのが理想的だと思います。2重、3重、になってくれば、2回旋めも3回旋めも同じように力を伝えられないといけません。

自分がうまくできていないので、具体的にどのタイミングでどのように回せば縄が張って勢いがつくのか、うまく言えませんが、実際に回してみて、タイミングが「早すぎる/遅すぎる」は実感できると思います。その中間のどこかに、理想のタイミングがあるのではないでしょうか。

交差が入っても同じです。TJで足の下とか、後ろSTSOで背中側とか、より複雑なものほど、縄を一気に回せる技術がほしいんですが、なかなか……。


でも、これ、演技の中で続けるときついですね。

連続でなくても、演技の中のいろいろな技で、一気に回すことを繰り返すと、だんだんと手の力が落ちてくるのがわかります。手首の疲れや握力の低下がきついです。

競技でフリースタイルの時間が最大75秒になっているのは、体力がもつ目安が75秒だから、と聞いたことがあります(うろ覚えなので違うかもしれません)。それを考えると、僕の場合、演技の曲を2分ちょっとにしている時点で、持久力的にミスなのかもしれません。

競技選手に比べれば激しい技をたくさん入れているわけではないので、まだ大丈夫だと思いたいですが……。

僕はそんなにジャンプ力がありません。垂直跳びは成人男性の平均ぎりぎりくらいです。回す技術ですこしでもカバーできるように、縄の張るタイミング、力を込める一瞬の爆発力、そして縄の回転を意識していきたいですね。

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これを理想にしていいのかどうか、わからないなりに試していくしかないのかな、と思います。