とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

637 フロア移動と縄の跳びこし

今回は「跳びかたのこと」。

今回は連想ゲームのような流れで……。

前々回、オーサムアニーという組み合わせ技に回転とびを合わせた動きを紹介しました。

文字どおりその場で回りながら、前回しと後ろ回しを切り替えるんですが、もともとのオーサムアニーは、トードとクルーガーを繰り返しながら前進する動きに使われることも多いです。

 

 

こんなふうに、オーサムアニーって「歩ける」んです。この移動を見ると思いだすのが、なわとびの競技ルール。


フロアを移動しているか?

フリースタイル種目は 12m×12m のエリアで行われて、競技エリアの中を動きながら跳んでいるかが審査ポイントの1つです。同じ場所で跳びつづけていても、技の点数はついても演出の点数はつきません、ということ。そこで、上の動画みたいにオーサムアニーを使うと、場所移動にもなるのです。

今載ってるルール(2020年日本語版)だと、移動要素は「移動してない」のが低評価になるだけで、どちらかというと評価のポイントは人の動きそのものみたいに読めますが、たくさん動きがあれば、移動方法もいろんなパターンがあります。

そんな中で基本は「縄の跳びこし」でしょう。

昔、友だちとこの移動のルールについて雑談していたときにも、基本は前とびしながら前進かな …… みたいな話をした覚えがあります。回ってきた縄を、前に跳びこしながら跳び終える動き。移動ねらいだと、ちょっと「いかにも」すぎる動きに思えますが、競技の中でルールである以上、選択肢ではあります。

この動き、技を跳びきるのに使えるんじゃないか、と聞いた気もします。


こういう理由ですね。

足のほうから跳びこすことで、縄が通過するまでの時間を短縮する。高く跳べる人でも滞空時間は 0.8秒くらいだそうで、その時間の中で跳び終えなければいけません。跳び終えた時点で技の成功が決まるなら、早く跳び終えたほうがいい ―― ということです。

なわとびって、そうでなくても前進しながら跳び終えることは多いです。

縄や体を引いてしまうと失敗しやすいからです。イラストの A のように、体の支えがなくなってバランスが崩れます。連続で跳ぶなら、かかと着地になって次のジャンプに入りづらい一面もあります。それで、重心が垂直か前寄りになるために、跳び終えるときもわりと前のめりになるわけです。それを意図的にやってるのが C。

このへんは、いろんな動画で跳び終わりに注目すると、わりと前に出ているシーンが多いことからもわかるでしょう。(コツとして実践してるのかはわかりませんが)

個人的には、なわとび(特に連続技)はその場でまっすぐ跳んでるのが「きれい」だと思います。ルールの細かい部分はわかりませんが、無理に移動を求めない基準に変わっているのも、そういう見た目の問題があるのかもしれませんね。